SueMera’s 勉強部屋

ドイツ語勉強中(たまにイタリア語、ギリシャ語、ロシア語、韓国語?)

旅行:イタリア・(再)シチリア島(2023年10月)

前回のシチリア島周遊は2017年1月。シラクーサ⇒パレルモ⇒アグリジェント⇒カターニアと有名どころをバスで巡り、シチリア島はお気に入りの旅行先に。島の西側にある遺跡までは行けなかったのでいつか絶対行くつもりだった。5年以上経ってやっと実現することに。

今回のルートはトラーパニ⇒カステルヴィトラーノ(セリヌンテ遺跡群の最寄り駅)⇛パレルモ(トランジット)⇒チェファルー⇒タオルミーナ⇒ピアッツァ・アルメリーナ⇒パレルモ(OUT空港)


1. トラーパニ(日帰り:1a. セジェスタ遺跡群, 1b. エリチェ)

2. カステルヴィトラーノ(日帰り:1a. セリヌンテ遺跡群)

3. パレルモ(日帰り:3b. モンレアーレ)

4. チェファルー

5. タオルミーナ

6. ピアッツァ・アルメリーナ

 

1日目:トラーパニ着

イタリア入りはボローニャ空港。ここから3時間後にシチリア島トラーパニ行きのLCC国内便に乗る。

ボローニャ空港はハブ空港でよくあるように到着と出発ゲートが一緒になっていない。飛行機から降りるとそのまま荷物受け取り⇒出口まで行く流れになっている。このまま一旦外まで出ることになるのかと思ってたら、途中で目立たないトランスファー用入り口(小さなドア)を発見。次の便の搭乗券をスキャンすると通れるドアになっていたので、トラーパニ行きのLCCの搭乗券QRコートをスキャンしてみる。結果、「too early」と表示され通れなかった。

仕方ないので一旦セキュリティゾーンから出た後にもう一度ゲートに入ろうとしたら「シェンゲン内移動は150分前から可能」となっていた。それで「too early」だったのか。結局軽く食事をしたあと2時間前くらいになってからセキュリティからやり直してゲートへ移動。搭乗後は離陸前に寝て、着陸の衝動で起きたのであっと言う間だった。

トラーパニ空港から市内へはAST社のバスがある。チケットカウンターはないけど空港の出口前に発券機が1つだけある。ところが私の前に使用したイタリア人の説明だと、どうやら壊れているらしく「アプリで購入してください」とメッセージが表示されるらしい。

アプリはすでにインストール済みだけど、登録なしではチケット検索・購入ができないもので、登録もcodice fiscale (税金ID)の記入が必須なので海外からの旅行者には全く使えない。

とりあえず空港の外に出て左手に少し歩くと広い駐車場があり、ASTバスの乗り場も発見。そこにいた他のイタリア人によると運転手から直接チケット購入可能らしい。そしてバス乗車時に無事チケットを購入して(4.90€だけど5€札渡してお釣りはくれなかった)、20分ほどでトラーパニ市内の港に到着。歩いて駅近くの宿にチェックインしたときにはイタリア入りまでの移動も含め疲れ切っていたので夜中まで寝てしまった。

トラーパニ泊

 

2日目:セジェスタ遺跡群へ日帰り

シチリア島の3大遺跡群といえばアグリジェント、セジェスタ、セリヌンテ。

今回の旅の目的の一つはセジェスタ遺跡群に行くこと。セジェスタへは駅横にあるバス乗り場からTarantola社のバスを利用。運転手から往復用チケットを購入(6.50€)。チケットの裏に帰りのバス時間を書いてくれた。

バスは1時間ほどで遺跡群入口前に到着。チケットは色々種類があるようで、自分は遺跡群への入場券+シャトルバス+地図付きパンフレットを購入(14€)。

遺跡群がどのくらいの大きさなのか分からなかったけど、シャトルバス付きを選んで正解だった。セジェスタの遺跡群は3か所に分かれていて、古代シアターで有名な北アクロポリスは上り坂がきつい。歩いて行くと結構時間掛かるはず。その点シャトルバス利用で遺跡群入口からで一気に上れて助かった(ちなみにシャトルバスは遺跡群入口から北アクロポリス入口までしかルートはないみたいので他は徒歩)。

北アクロポリスは古代シアター以外はほぼ瓦礫。それでも変に手を加えるよりもよい。

古代シアターもそんなに大規模ではないけど、セジェスタ遺跡の目玉(神殿以外で)。

北アクロポリスを少し下ると南アクロポリスへの上り口がある(ちなみに名称は本当に北・南アクロポリスかは知らない)。こちらが3か所のうちのもう1つ。でもバリケードで入れないようになっていた。

シャトルバスは行きも帰りも大混雑。帰りは下りなので歩いて戻ることに。遺跡群入口方面にある神殿を眺めながらのいい散歩。

地図によると坂を下る途中にも古代都市のcity wallなどあるらしいけど気づくこともなく遺跡群入口まで戻ってきてしまった。

今度は紀元前5世紀ドーリア式神殿への坂を上っていく。まぁまぁの坂道だけど短いのでなんとか一気に上り切る。

神殿は遺跡ということを抜きにしてもやたらと粗削りな作り。未完成の可能性もあるらしい。

ギリシャ国内の神殿と違ってシチリアのギリシャ神殿は普通に触れるし中に入って自由に歩き周れる。訪れた人たちも遺跡に座ったり寝てたり。

セジェスタ訪問は一部クローズということもあり2時間少しで見学終了。よって予定してた便より前のバス(13:10発)でトラーパニへ戻ることに。全体的に前回のシチリア旅行で訪問したアグリジェントの方がスケール的に圧倒的だったかな。

トラーパニに戻ったら昨日できなかった町歩き。海も綺麗だし街もバケーション中のヨーロッパ人で溢れている。

ただし教会など見学したいところはシエスタオペレーションだったので自分が行ったときにはすべて閉まっていた。

本当なら16:00頃再び開いてから教会等見学に行けばいいものを何を思ったか明日の午前中予定してたエリチェまで行くことに。

エリチェはトラーパニを見下ろす高標高の町で、トラーパニ駅からも背景に見える。雲に覆われてたりする。

AST社バスがトラーパニ港から出てるらしいけど便が少ないので、市バスでトラーパニ町はずれにあるケーブルカー乗り場まで行き、ケーブルカーでエリチェを訪れることに。

まずはタバッキオで往復のバスチケット購入(1.20€ x 2)。トラーパニは移動アプリMoovitサポート地域だったので、このアプリのナビにしたがって宿近くのバス停に来た25番バスに乗ってケーブルカー乗り場まで市バス移動。ところが25番はケーブルカー乗り場より離れたところで下車して、残り10分ほど歩く必要があった。坂道とかあったけど何とかケーブルカー乗り場まで到着して往復チケット購入(11€)。

エリチェ行きのケーブルカーは移動時間が長かった。20分は乗ってたな。距離もそうだけど登りのペースが遅い。まぁゆっくり景色は見れるけど。

到着した山頂の町エリチェは肌寒く、霧がでていた。下界のトラーパニは真夏なのにここでは歩いてる人も真冬の恰好。

予備知識なしで行ってみたけど町並みが美しい。ただすべての見どころ(教会や修道院)は有料で到着時には閉まることだったので中を見学することはできなかった。


予定通り明日の午前中にしておけば教会などすべて見て周ることできたのに。衝動的にこの日にエリチェに来てしまった。

それでも町歩きをして景色を楽しんだらエリチェの町入り口にある有名らしいアランチーニ(米ボール)専門店でほうれん草チーズ入りアランチーニを購入(3€)。可もなく、不可もなく。まぁ日本のコンビニおにぎりに勝るものはない。ただお店の2階のベランダから秋田犬が顔出してて癒された。イタリアは旅行中ほぼ毎回秋田犬を見かける。

適当にエリチェ町歩きを終えたら再びケーブルカーで下界へ降りる。ちょうど夕日を拝める時間帯。ケーグルカーは相変わらず鈍足だったのでを乗車中に日没が完了するほどだった(ゆっくり日没を観れてよかったけど)。

下界に到着すると今度はケーブルカー乗り場前のバス停から21番バスに乗って街中まで戻ってきた。適当に街歩きを続ける。たまたま開催されてた「Trapani Bier Fest」を覗いてみたり。

その後は宿に戻って明日の移動準備。エリチェを明日の朝にしとけば本日夕方トラーパニの大聖堂や教会、明日午前中エリチェ内の教会や修道院をすべて見学でできたのに結局両方見れなかった。タイミング悪すぎ。

トラーパニ泊

 

3日目:セリヌンテ遺跡群を目指してカステルヴィトラーノへ

昨日のうちにエリチェへ行ってしまったのでこの日は午前中の電車でカステルヴィトラーノへ移動することに(5.30€)。トラーパニからは1時間半。カステルヴィトラーノはセリヌンテへの最寄り駅となり、ここから駅前のバス停からセリヌンテ遺跡は行ける。

カステルヴィトラーノには早く着いたので町歩きの時間ができた。宿には11時頃到着してチェックイン。少し部屋でゆっくりしたあとは、予定してなかったので町に何があるのかネットで調べてみる。すると行ってみたい教会が12時に閉まるらしく、あと20分しかない。

急いでGPS片手にChiesa di San Domenicoへ歩いて行く(Google Mapによると徒歩12分)。極度の方向音痴なので逆方向に進んでいたことに気づいて軌道修正。途中で別の教会Chiesa Madre di Maria SS.Assuntaの前を通るとちょうどミサ終わりで人が出たあとだったので少し中に入って軽く見学したり(あとで戻ってきたとには閉まってたのでラッキー)。

やっと目的地のChiesa di San Domenicoに到着すると閉まる3分前で係りの人が入口に立っていて「もう閉まるよー」をジェスチャーしてきた。

「1分だけ入れて」とお願いしたら「2€献金くれたらいいよ」と言われたので賄賂(正確には違うけど)を払って無事に見学。中には他にも見学人がいた。

内部は広くないので短時間で見学を済まして(アートは素晴らしい)外へでる。この教会の近くにある美術館があと1時間開いてたのに、気づいたときにはすでに離れた場所まで適当に町歩きしてたのでもう間に合わない時間になっていた。

カステルヴィトラーノはまったく観光地ではない。旧市街地というほどまではないけど、昔ながらのイタリアの町並みがよかった(メイン通りは割とモダン)。

ただ町中に「エクソシスト」上映ポスターがあって雰囲気ありすぎた。なんかイタリアの古い町で「エクソシスト」って映画の舞台のような感じでリアル。

町自体は特に見どころがあるわけではない。そして本日、日曜日ということをすっかり忘れてて、13時過ぎにはすべて閉まってスーパーで水も買えなかった。観光地ならカフェとか空いてるスーパーもあるけど殆どどこも閉店済み。ただメイン通りに自動販売機設置の一角があったのでここで水をゲット。助かった!

シチリアはどこでもこういう自販機があるから助かる。

そして飲み物やスナックだけでなく、「マスク」など日用品のほかに、たまに「〇麻」自販機まで他と混ざって自然に存在する。そして安っ! 

宿の戻ってきたら入口で同じ宿に滞在してるらしいアメリカ人ご老人2人と出くわした。Uberを使ってセリヌンテ遺跡へ行ってきたらしい。なるほどその手があったか。自分は明日市バスで行く予定。

カステルヴィトラーノ泊

 

4日目:セリヌンテ遺跡群へ

5年前のシチリア旅行ではアグリジェント訪問。一昨日はセジェスタ訪問。シチリア島の3大遺跡群をコンプリートすべく本日はセリヌンテへ。

Salemi社のHPで見たバス情報は正しかったらしく、駅前バス停より7:55発のバスがある。セリヌンテへは2ルートあるらしく。遺跡群へ行くにはMarinella di Selinunte行き。駅前バス停はこのルートしかないらしく、到着したバスは「セリヌンテ」とだけ表示されてる。運転手から直接チケットを購入(片道1.50€)して乗車。

バスは30分ほどて終点セリヌンテ遺跡手前に到着。下車したらバスが来た方角に振り返って少し戻る(10秒)と通りを挟んだ向こう側に遺跡入口がある(通りの手前にサインがあるので迷わない)。ただし9:00オープンまで時間があったのでバス停前のカフェでコーヒー休憩。

時間になったので遺跡入口へ。カフェから歩いて5分で到着。チケットは入場券+長距離シャトル(部分的に歩きたい人は短距離シャトルも選択できる)で20€。

チケットを買って遺跡エリア内に入る前には英語を話すスタッフがいて、壁にある大きなマップを使ってルートを説明してくれる。まずは歩いて「神殿E」などの神殿群を見学。

といっても一か所以外は瓦礫の山。それがまたいい! 自由に瓦礫の中まで入っていけるので遺跡を肌で感じることができる。

シャトル乗り場(というか移動用カート)まで来ると運転手がまずは横にある博物館を見学するように言ってきた。博物館見学後シャトルに乗ってアクロポリスまで移動。

アクロポリスでシャトルを降りると別のシャトルに乗り換えるように言われた。先に別のシャトルでエリア一番奥まで行ってからアクロポリスに戻るらしい。

そして遺跡群エリアの一番奥に到着すると20分後再びシャトルに戻ってくるように言われた。どうやらここにはプロピュロン(神域へ入るための前門)があるらしい。ちなみにやり取りはすべてイタリア語だけど何とかなるもんだな。

20分後再びシャトルに乗ったらアクロポリスまで戻って下車。あとはアクロポリスを自由に見学。といってもほぼ瓦礫。これが凄くよい!

アクロポリスからは入口まで再びシャトルで戻れる。ネット情報だと見学に最低4時間は必要とあったけど、たぶんシャトルを使わない人のことだと思う。3時間ちょっとで見学は終えた(ちなみにアクロポリス奥にあるはずアゴラには入れなかった)。

そして帰りのバスまであと2時間近くあるのでMarinella di Selinunteを少し町ぶらすることに。

そして海沿いのカフェレストランで食事。本当はシーフードスパゲッティ食べたかったけどオーナーに勧められるまま日替わりミックスセット。イタリア語説明だったので「シーフード在りのパスタのミックスセット」だと思ってたら違ってた(笑)。

ランチの後はスーパーに寄ってからバス停へ。帰りのバスも朝下車した所に停車する。14:00発のバスで30分後にカステルヴィトラーノに戻る。すぐにパレルモまで長距離バス移動なので急いで宿に荷物を取りに戻る。そしてPiazza Matteotti広場にあるバス停で15:00発パレルモ行きバスを待つ。

15:00を少し遅れてバスが来た。乗り込もうと思ったら、なんと乗せてくれなかった(運転手は「full」だけは英語で言ってきたので満員と思われる)。そしてチケットはアプリかチケットオフィスで買えと言われた。アプリは登録に税金IDが必要で買えないし、チケット買えるオフィスも見当たらない一生懸命説明してけど(本当にイタリア語が通じてたかは分からない)、無情にもバスは去って行ってしまった。

たまたま近くにいた現地のおじさんがチケット店に案内してくれたけど店はクローズ。おじさんにもアプリでチケット購入するように勧められたけど、登録に税金IDが必要で買えないと必死に説明(本当にイタリア語が通じてたかわからない)。次のバスは2時間後でこれが最後の移動手段。もう一つのオプションは1時間後の電車だが乗り換えが必要なのでパレルモ到着時間は2時間後出発の次のバスと変わらない。

このおじさんが言うには2時間後のバスで運転手から直接チケット買えるはずとのこと。それでも次のバス(そしてこの日最後の移動手段)はまた満員の可能性もあるので、乗り換えが必要でも確実に乗れる電車移動をすることに。駅まで車で乗せてってくれるっと言ってくれた親切なおじさんには丁重にお断りとお礼を言って、歩いて5分の駅へ向かう。

電車のチケットはTrenitaliaアプリで旅行者でも簡単に買えるので待ち時間の間にチケット購入(10€)。まずは乗り換えのあるPiraineto行き電車に乗り込む。景色は楽しめた。

電車の乗り換え時間は16分しかない。なのに1つ目の電車は7分遅れでPiraineto到着。

それでもPirainetoは小さな駅なので問題なくパレルモ行き電車に乗り換えることができた(ちゃんと電光案内版がある)。パレルモへは電車進行方向左手に海の景色。

その後パレルモの街各所で停車したあと、19:00前にパレルモ中央駅へ到着。駅近くのトランジットステイに選んだ宿に無事セルフチェックイン。治安の良くない地域だけどなんとか暗くなる直前にチェックインできてよかった。宿は狭くてもすごく綺麗で快適。

パレルモ泊

 

5日目:モンレアーレに行ってからチェファルーへ移動

本日チェファルーへの移動だけど、まずは午前中にパレルモから近いモンレアーレにいってみることに。滞在した宿はレセプションがないので荷物を預けることができない。よって朝チェックアウトしたらBounceアプリで申し込んでいた荷物預り所(今回は駅近くのホステル)に荷物を預けに行った(6.65€)。

ASTのサイトでモンレアーレ行きバスは駅前から10:00出発とチェック済み。チケットは運転手からも買えるらしいけど時間があったので近くのキオスクで往復バスチケット購入(3€)。バスはすでに来ていて時間通り出発。

AST社サイトの情報では到着まで1時間とあったけど実際には35分ほどだった。モンレアーレ市内のバス停は、Google Mapや旅行ガイド本などとは違う場所だったので帰りに戻ってこれるようにGPS現在位置をスクショとっておいた。

モンレアーレに来た目的は大聖堂(ドォーモ)。バス停から町のメイン通り5分ほど歩くと右手に見えてくる。

チケット売り場は大聖堂入口と回廊付き中庭入口と2か所。先に行く方でフルチケットを購入(13€)しとけば、両方は入れるのはもちろんだけど、各内部からアクセスできる他の見どころにも入れる。自分は大聖堂から見学開始。

結構混んでる。内部はさすが圧巻。

大聖堂内からは屋根テラスへの入り口がある。チケットを見せて先に進む。狭い階段や通路が少し続くと外の渡り通路にでる。ここから後で行く予定の回廊付き中庭を上から眺めることができる。

渡り通路を渡り切ったら再び建物内へ。進行方向は1つなのでそのまま内部の狭い通路を進む。

通路の小窓からは大聖堂内部の上部にあるモザイクが近くに。ただ修復中でよく見えなかった。

そのまま進んで大聖堂の屋根へ。パノラマ景色を堪能。

そしてそのまま進行方向に進むと大聖堂の外にでてくる。

一旦敷地内から外に出たら、もう一つの入り口からチケットを見せて回廊付き中庭へ。

この回廊から美術館へ入口がある。美術館は大きくないけど3階くらいあった。

そして美術館内(2階から3階へ上る階段があるところ)から宮殿への入り口がある。ただし2部屋ほどしか見る箇所はない。

見学後は町をぶらぶらしながら最初のバス停まで戻ってきた。そしてパレルモ行きバスに乗車(行きはプルマンだったけど、帰りは市バスっぽい)。

パレルモに戻ったら荷物をピックアップして中央駅へ。駅へ歩きながら携帯操作して10分後に出発予定のチェファルー行きのチケットをアプリで購入(6.80€)。2番プラットホームには電車が来てる。無事乗車してチェファルーへ。1時間後チェファルー到着。

チェファルーは岩山を背景に持つ海沿いの町。駅は中心地の端にあるので中心地へ向けて歩くことになる。奥に進むにつれて昔ながらの古い町並みが現れる。観光客で賑わっている。初見でこの町の雰囲気すごく良くてすっかり気に入った。

宿は駅から15分ほど歩いて、中心にある古い町並みの中にある細い路地。海や観光客で賑わう通りはすぐ近くにある。

セルフチェックインしたら軽く町歩き。めっちゃ暑くて途中でTシャツ着替えに宿に戻ったほど。今回は水着もってきてないのでビーチは外から眺めるのみ。

チェファルー泊

 

6日目:チェファルー観光

この町すごく気に入ったのでアパート形式の宿2泊予約しといてよかった。この日は丸一日チェファルー観光できる。といっても大きな町ではないのでゆっくりだらだら見て周る感じ。途中で宿に戻って休憩したり。

大聖堂はタワー以外にアクセスできるチケットを購入(8€)。大聖堂(ここは無料)に入ってみると一番の見どころが修復中という不運。

その上、回廊などは15:00からオープンとのことで今はチケットを使わず後で戻ってくることに。宿の近くの賑やかな通りには「中世の洗濯場」もある。今でも山からめっちゃ綺麗な水が流れてきて海へ排水されている。

夕方再び大聖堂へ。今度は購入したチケットで大聖堂横にある回廊などへ入れた。規模的にはあまり大きくない。入口は大聖堂内左奥から。

大聖堂見学後はメイン通りを駅方面に歩く。しばらくすると小路地から山沿いにある城砦とディアナ神殿へ行ける上り坂を発見。

距離的にはそんなに長くないけど最近運動不足なのでぜーぜー言いながらエリア入口へ到着。

ここからはチケットが必要らしく、その後も1時間ほど歩くらしい。

ところがチケット売り場で係り員に「その靴はだめ」と衝撃のNGを食らってしまった。持ってきてた運動靴が合わず足が痛かったので履き慣れてるクロックスで町歩きしてた。ここからのエリアは踵の見えるサンダル系は入場禁止らしい。理由は足場が悪いから安全のためらしい。

運動靴に履き替えて戻ってくるころには最終エントランス時間過ぎてそうなので泣く泣く諦めて坂を戻っていった。

今後は本日のサンセット時間を調べて18:30頃宿近くの海辺へ。メテオラとかサントリー二で見たような感動的な日没ではないけどチェファルーのサンセットを見学(水平線の雲がなければ良かったかも)。

チェファルー泊

 

7日目:タオルミーナへ移動

宿をチェックアウト後、駅まで15分歩いて移動。Trenitaliaアプリでタオルミーナ行きチケット購入(14.40€)。直通ではなくメッシーナで50分待ちの乗り換えがある。チケットは乗車前にアプリでチェックインが必要なタイプだったので駅に到着後チェックインを試みる。ところが「チェックイン可能な時間は過ぎました」とエラーが。前にこのチェックインをアプリ内で忘れた人が北イタリアの町で罰金くらった話をネットで見たことある。電車がくる5分前だったので慌てて駅員に事情を説明。すると「別にいいよー」と軽く言われた(やっぱシチリア人は大らか)。

1つ目の電車は1時間10分かけてメッシーナ到着。メッシーナは滞在地候補だったのでどんな感じなのか駅の外へ少し出てみる。

大聖堂まで行こうか迷ったけど片道15分なのでやめておいた。軽く港方面を歩いたあとは駅に戻って2つ目の電車を待つことに。駅周辺は特別興味をそそられる感じでなかったけど、大聖堂などがある中心地は違うのかな。

次の電車12:00発カターニア行きに乗車。メッシーナから1時間で到着のタオルミーナ(Taormina-Giardini)駅で下車。ただしタオルミーナの町は海沿いの駅から離れたずっと高所にある。駅前のバス停からタオルミーナ行きのバスがでていた。チケット係が停留所にいるのでチケットも購入できる(1.50€)。

バスはタオルミーナの町まで行くと思ってたら、町手前のバスターミナルまでだった。下車後はここから5分ほど坂を上って町の入り口メッシーナ門へ。

門を通過したらメイン通りをずーと進む。通りの後半まで進んだところに宿があるので結局バスターミナルから20分ほど歩くことに。

チェックイン後はとりあえず町歩き。タオルミーナはものすごく昔にマルタから日帰りツアーで来たことあったけど町並みは全然記憶になかった(古代シアターとエトナ山はよく覚えてるんだけど)。

メイン通りはなかなかおしゃれで賑やか。宿はメイン通りから路地に入ってすぐなので夜遅くまでメイン通りの賑やかな騒音が聞こえる。

タオルミーナ泊

 

8日目:タオルミーナで1日観光

朝の散歩は市民公園から。メイン通りから少し下ったところにあり、園内は特別大きくないけど緑豊かでテラス状の展望台からは海を見下ろすことができる。

次に古代シアターへ。いくつか入口があり、市民公園のお迎えにもあったけど10月からはオフシーズンでメインの入り口のみ利用可能となっていた。そのため少し遠回りして古代シアターのメイン入口からチケット購入して入場(13.50€)。

ここは前回来たときのことを覚えてる。チケットは高めだけど見学できるのは古代シアターのみ(少し離れたところまで下って行くとジムナジアムなどあるが、こちらもシーズンオフで下への通路は通れなくなっていた)。

座席側はほぼ完全修復だけど舞台側は当時の名残がよく残ってる(エピダブロスの古代シアターは座席側がほぼ残ってて舞台側が残ってないので逆)。

古代シアター見学後はタオルミーナの町以外を周れるHop on Hop off 観光バスを利用することに。タオルミーナ内は徒歩なので利用しないが、タオルミーナ外の結構な範囲をカバーしてるのにfull tourが16€と安い。

チケットはメッシーナ門の外側にあるバス停の後ろにあるオフィスで購入。観光バス乗り場もここにある。

観光バスはまずタオルミーナの町よりもずっと高所にあるカステルモーラへ。古代シアターからも見えていた。

乗客のほとんどが降りていったけど、自分は今回ここではまだ下車しない。バスは再びタオルミーナの町まで戻ってきて、今度は海沿いまで降りていく。海沿いをずっと走り、有名な観光地であるマッツァーロ海岸やイソラ・ベッラにも停車。この辺もいいドライブにはなったけどまだ下車しない。

とりあえずチケットで行ける一番遠い場所、アルカンタラ渓谷まで行ってみることに。乗車時間はすでに1時間は過ぎている。観光バスは海沿いから山方面へ。

そしてやっと終点のアルカンタラ渓谷入口へ。バスはここで1時間停車してその後にタオルミーナ方面へ戻るらしい。

アルカンタラ渓谷内はシャトルツアーやトレッキングなど色々アクティビティはあるらしいけど、1時間しかないのでベーシックの入場チケット(7€)だけ買って少し中を覗くことに。ただしこのベーシックチケットほとんど入口付近のみ。唯一の見どころは渓谷に降りていけること。

リフトを利用して渓谷まで降りてみた。川に入って渓谷を進む人たちもいたけどバスに乗り遅れたくないので適当に見学だけして上に戻ってきた。川に入らず渓谷眺めるだけだと範囲も狭いし見るところは本当に少ない。

余裕をもって観光バスに戻ったらバスはタオルミーナまで戻る。途中で「さよなら(Sayonara)ビーチ」って箇所あったんだけどイタリア語なのかな。運転手のアナウンスも日本語に聞こえる。

バスは巡回ルートなのでタオルミーナの後は再び山の上の町カステルモーラへ。

今度はバスを降りてみた。バス停(町への入り口)からは下の景色を見下ろせる。

次のバスにピックアップしてもらうまで1時間町をぶらぶら歩いてみる。

カステロへも登れる(リフトもあるけど動いてないので階段のみ)。登りはそんなに長くないので一般のカステロよりすぐに到着。

1時間後に来た次のバスに乗車したら1巡目と同じルートでタオルミーナ⇒海沿いを走る。海沿いではイソラ・ベッラで下車。観光バスはこれが最終便なので運転手に「帰りのバスはないよ」と言われた。市バスやケーブルカーがタオルミーナと繋がっているので問題なし。
ただ日が暮れる時間だったので海はもう青くない。1巡目にバスで通り過ぎたときほど綺麗な景色はなかった。とりあえず適当に海沿いを歩いた。

しばらく歩いてみて特に面白くなさそうなので逆方向にも歩いてみる。これといって特別ではない通りが続く。

もう少し歩いていくとタオルミーナへのバス停とケーブルカー乗り場発見。ケーブルカーの方が高いけど待ち時間がないのでこちらを利用(6€)。あっと言う間にタオルミーナに到着。

タオルミーナ泊

 

9日目:ピアッツァ・アルメリーナへ移動

本日の移動はピアッツァ・アルメリーナ。目的はVilla Romana del Casaleのモザイク。大学時代に学んでから行ってみたかった。有名なモザイク「ビキニ・ガールズ」を見たい! 前回もカターニアから行くことを検討したけど夏の間しかバスがないとの情報で諦めた。

ピアッツァ・アルメリーナへのバスは年中走っている。ガイドブックによるとピアッツァ・アルメリーナから郊外のVilla Romana del Casaleへのバスが夏期(9月まで)のみとのこと。Google Mapで見た感じだと車で10分のところなのでピアッツァ・アルメリーナからタクシーを利用することに。

昨晩のうちにETNAバスのサイトでタオルミーナ⇒カターニア(乗り換え)⇛ピアッツァ・アルメリーナのバスチケットを購入(11.90€)。1つ目のカターニア行きバスが8:45発か9:15発のチョイスがあったが両方とも2つ目のピアッツァ・アルメリーナ行きバスが10:30発だったので余裕をもって乗り換えれるように8:45発を選択(これが大正解)。

朝チェックアウト後、町から少し下ったところにあるタオルミーナのバスターミナルへ。時間通りに1つ目の8:45発カターニャ行きバスに乗車。

バスは1時間半ほどでカターニアに到着。カターニア駅前のバスターミナルで下車予定。ところが、下車失敗!

普通にカターニャのバスターミナル内に停車してそこが終点だと思ってたら違うし。バスターミナルの外を通過しながら「カターニャ駅」と運転手が言うのみ。誰も下車しない。バスはターミナル内にも入らずそのまま駅も通過してしまった。この時点で2つ目のバスの出発25分前(9:15発バスに乗ってたら完全に間に合わなかった)。

交通量もすごいので途中で降ろしてもらうわけにもいかず、次のストップであるPiazza Borsellinoで降りることに。GPSで確認する限り、2つ目のバスの10:30までにバスターミナルまで徒歩で戻れる距離ではない。

とりあえず下車。そして奇跡。自分が下車したこのストップはいろんな長距離バスが停車しており(バスターミナル出発して最初のストップらしい)、近くのチケットキオスクにある時間表を確認すると、なんと自分が乗る予定の10:30バスターミナル発のピアッツァ・アルメリーナ行きバスもここに停車する! 

ということで結局このストップから10:40頃、問題なく2つ目のピアッツァ・アルメリーナ行バスに乗車成功。助かったー。そして2時間弱でピアッツァ・アルメリーナの長距離バス停留所に到着(ターミナル建物はない)。

ここからまずは宿まで15分ほど歩く。歩きだしてすぐにはタクシーが何台かいて、1人の運転手が話しかけてきた。今は乗れないけどVilla Romana del Casaleまでの値段を聞くと片道15€との返答。想定内。というか15€くらいかなと思ってたら本当にその通りだった。

運転手からビジネスカードをもらって再び宿に向けてメイン通りを歩く。古き良きイタリアの田舎町なんだけどメイン通りはまぁまぁ近代化。この町にも「エクソシスト」のポスターが。

通りの左手にモニュメントのある広場(Monumento al Generale Cascino)までくると、通りの右手にインフォメーションセンター発見!

すかさず立ち寄って念のために「Villa Romana del Casaleへのバスはまだ走ってるのか」聞いてみる。

ガイドブック情報では9月までだったけど、何と10月いっぱいまで走ってる~! その上、このインフォメーションセンターの目の前からバスに乗れるらしい。実際乗り場には時間表もある。ツアー会社(SADA)のミニバスらしく往復たったの2.50€。タクシー覚悟してたのでラッキーすぎる。

時間表によると次はここから14:35発。帰りはVilla Romana del Casaleを17:05発で戻れる。まだ13時前なので余裕で行ける。

宿にチェックイン後はバスの時間まで少し町歩き。宿のある周辺はすごく雰囲気ある古い町並みの通りが気入った。

教会が至るところにあるけどこの時間帯はすべて閉まってる。シエスタ中なのでどこも閉まってるし人もあまり見かけない。さっきのインフォメーションセンターも閉まってる(さっきは開いててラッキーだった)。

適当に時間を潰したらさっきのバス停へ。14:35発のはずだけど10分たっても来ない。始点はこの1個前のカターニアからのバスを降りたところなので時間通り出発してれば遅れずに来るはずだけど。

そして時間表をよく見ると「Each ride must be booked 15 min before departure」と書いてある。ていうかどこでbookingすればいいのかも書いてないし(サイトURLは記載されているけどエラー表示だった)。

連絡先の携帯電話があったので電話をしようとしたら丁度ミニバス到着。無事に往復チケット購入して(2.50€)、10分ほどでVilla Romana del Casale手前の大型駐車場に到着。ここから歩いて坂を上ったところに入口とチケットオフィスがある。

車で行く距離の他の遺跡地や博物館とのコンビなどいろんな種類があったけど、バスでここしか行けないのでVilla Romana del Casaleのみのチケット購入(10€)。先へ少し歩くと目的地のヴィラ(ローマ時代の別荘)に到着。

4世紀頃の狩り用別荘らしいけど想像してたより建物自体がちゃんと残ってて(もちろん修復補強されてるけど)、当時の様子が想像しやすい。

敷地内には浴場、プライベート住居、中庭、バジリカ、食堂などがある。入口に入る手前左手には浴場スペース。ここは一部のみ公開で他は金網の向こうから除くことしかできないけど、この時点ですでにモザイクのレベルが凄い。

入口からヴィラ内に入ると中庭や住居スペースを2階レベルに設置された足場スペースを使って各部屋のモザイク床を上から眺めるようになっている。

ヴィラ敷地内は非常にオーガナイズされて案内通りに進むことで全て効率的に周ることができる。そしてほぼすべての部屋のモザイクの保存状態が素晴らしい! モザイクに囲まれた当時のヴィラ内の雰囲気を想像できる。

それにしてもVilla Romana del Casale。素晴らしい。ここまですごいとは思わなかった。これまでキプロスのパフォスやギリシャのペラなどモザイクで有名な所を何か所か訪れたことあるけど、正直ここまで圧倒されなかった。来てよかったー!

そしてヴィラの最奥にあるバジリカ手前には迫力満点の「大狩猟の廊下」。ヴィラを横断する65メートル級巨大モザイク。こんな一続きの巨大モザイク初めて見たし保存状態も素晴らしい。

続き部屋の向こう側に「ビキニガールズ」発見。そのサイズにびっくり。何となくこの半分以下のサイズを想像してた。

念願の「ビキニ・ガールズ」やっと見れたー! 床のモザイクだけでなく壁の壁画も残ってる。

バジリカは下まで降りていける。他より破損が激しいけど再現画があって助かる。

見学ルートの矢印のお陰で効率的に周れた。帰りのバスがあるので2時間で見学終了。敷地を出る前にあるカフェテリアで無料トイレを借りて、駐車場部分まで降りてきてバスを待つ。17:05発のバスでピアッツァ・アルメリーナまで戻ってきた。

宿に戻る前に再び適当に町歩き。シエスタオペレーションしてた教会も再開していたので数か所見て周ることができた。

古いイタリアの町って感じで夜の雰囲気もよかった。

ピアッツァ・アルメリーナ泊

 

10日目:パレルモ半日観光して帰国

朝9時過ぎに宿をチェックアウト後、初日に到着したバス乗り場へ。昨日のうちにSAIS社バスの9:30発パレルモ行きチケットをアプリで購入済み(12.50€)。

乗り場に行くとパレルモ行きバスはすでに来ていた。

バスはシチリア島ど真ん中にある町エンナを経由して北上、海まで到達したらパレルモに向けて西に進む。昼前にパレルモに到着。数年前にできたらしい中央駅隣接のバスターミナルで下車。

次に5日目の朝にBounceアプリ経由で荷物を預けたホステルに再び荷物を預ける(6.65€)。イタリアを出国する飛行機は夕方なのでそれまでパレルモ市内を街歩き。ただし日曜日なので13時以降は見学不可の箇所が多かった。行きたかったノルマン宮殿と考古学博物館はそのため行けなかった。5年前の滞在で見どころはほぼ全て見て周ってるのでまあいいや。

とりあえず中心地にまで歩いていくとベッリーニ広場とその周りに3つの教会がある。

3つの丸井赤屋根が目印のサン・カタルド教会(世界遺産)は入場可能だった(2.50€)。堂内は小さくシンプル。5年前の記憶が蘇る。

すぐ横にはマルトラーナ教会(世界遺産)。こちらはすでに入場終了になってたけど出口から中を少し覗くことができた。

内部はモザイクで覆われていて圧巻。じっくり見たかった。

パレルモ市内には無数の教会があり各地2€~3€程度で見学できる。1か所チケットを買えば、そのチケットを見せれば別の教会は50¢から1€の割引がもらえる。

早速割引を使って広場の向かい側にあるサン・カテリーナ教会へ(2€)。内部装飾は圧巻。

サン・カテリーナ教会横はプレトーリア広場の噴水とその向こうにも教会が見えるけどもう入れなかった。

すぐ近くには有名な「四つ辻」クラットロ・カンティ。この辺は人込みも多く賑やか。

大通りを歩いてたまに店に立ち寄ったり、たまたま通りかかったサルバトーレ教会が閉館15分前だったので覗いてみたり(2€)。

適当に街歩きを続けると大聖堂(世界遺産)に到着。こちらはシエスタ時間関係なしで開いている。

教会部分(無料)は割とシンプル。ここのメインはチケットを購入して入れる宝物庫や霊廟やパノラマを楽しめる屋根。チケットは5年前の倍ほどに値上がりしていて今回は入らなかった。

そのまま郊外方面へ少し歩くとノルマン宮殿(世界遺産)。再訪したかったけど日曜日の午後はすでに閉まっていた。ちなみにノルマン王の別邸ジーザ宮も同く閉まってる。

次の目的地はさらに20分ほど歩いた先にあるカプチン派のカタコンベ。GPS片手にひたすら歩く。何となく5年前の記憶が戻ってくる。

建物の横に目立たない入口がある。2度目なので迷わない。

入口でチケット購入(5€)。カタコンベへの通路を降りていく。カタコンベ中は写真撮影禁止だったので写真は撮れなかったが相変わらずの迫力。何千体もの骸骨またはミイラが通路の両側からこちらを見ている。

たまに綺麗にミイラ化された遺体もある。前回も思ったけどこのミイラはずっと目が合う。

改めて思ったけど展示が雑(笑)。カタコンベなので展示目的ではないから仕方ないけどミイラは背中からハンガーのように雑に吊るされてたり、埃まみれの棺に横たわってる。倉庫のような一角には壁側に棺が積み上げられており、その後ろの壁にもミイラが壁と棺の間に挟まった形で窮屈そうに吊るされてる。

有名な「世界一美しいミイラ」少女ロザリアの展示も遠目からだし、ケースは光の反射で中は見えにくい。

カタコンベをじっくり見学後、再び駅まで30分ほど歩いて戻る。夕食後、預けていた荷物をピックアップして駅隣接のバスターミナルからシャトルバスで空港へ(6€)。トランスファーや長い移動後やっと帰宅。

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旅のまとめ:

10月のシチリア島はまだ真夏だった(朝夕少し涼しい)。相変わらずシチリア人は皆すごく親切でフレンドリー。旅行中は片言のイタリア語で全く問題なかった。唯一英語話したのは空港内の一部、インフォメーションセンターの人と、セリヌンテ遺跡で見学ルートを説明してくれた人のみ。たまに単語が分からず英単語を使うことはあったけど、相手は理解してくれた人が多かった。返答は完全にイタリア語だけどこちらも簡単なイタリア語単語を使ってくれたのか問題なく理解できた。

ロシア語休止中だし、またイタリア行くだろうからイタリア語ちゃんと勉強してみようかな。でもまずはドイツ語を「ドイツ語話せます」と言える程度にはマスターしてからだけど。

 

 

 

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