SueMera’s 勉強部屋

ドイツ語勉強中(たまにイタリア語、ギリシャ語、ロシア語、韓国語?)

旅行:ギリシャ・ドデカニサ諸島巡り(2022年10月)前編

去年の経験でシーズン終わりのギリシャ旅行はやめておこうと決めたのに、今年もまたこの時期になってしまった。これまでパトモス島は興味あったけど何度か計画変更で行けてなかったので今回、時間が許す限りパトモス島を含めたドデカニサ諸島メインの島巡りをすることに。できるだけ多くの島を巡ることにしたので全然滞在型でないけど、何もない島だと逆に特別何もせずにリラックスできた。

去年の9・10月が特別に天気悪かったのか、今回は運がよかったのか分からないけど、この旅行では本当に天気に恵まれた(1日だけ小雨)。ただし、この時期のフェリー移動は計画通りにいかないことが多いと踏んで、当日フェリーが出航するのが確実になってから宿など次の島のことを決めることが多かった。ドデカニサ諸島巡りとは言え、すべて周ったわけではないし、それ以外の島も訪問。

今回の旅行の訪問順はこちら

以下、ただの日程書き出し

1日目:ギリシャ入り(アテネ空港からサモス島へ移動)

この日は完全に移動日。アテネ空港到着後、飛行機から降りていくと出発ゲートB内に出てきた。次のサモス島行き飛行機まで割と長めの待ち時間だったため、いったんアテネ市内に行くことも考えていたが、出発ゲートB内のdeparture案内を見ると、自分が乗る予定のサモス島も同じゲートBと判明。つまり、このままここにいれば一度外に出てセキュリティをやり直す必要がない。つなぎのエアチケットのように便利。しかも待合スペースの椅子は充電器付き。ちょうどiPadに読みたい本を沢山入れてきたので結局出発ゲートB内に留まる。結構長い時間だったけど読書してたら割とあっという間だった。

サモス島行きの飛行機は1時間遅れて出発。当然サモス島到着も1時間遅れたため、18:35空港発最終バスに間に合わなかった。よってタクシーで滞在場所のピタゴリオへ(12€)。宿は中心地の格安だけど満足のいく広さと快適度。さすがに秋終わりのこの時期でもサモス島は観光客が結構いる。この日は移動で疲れたので簡単な日用品(歯磨き粉、洗濯用洗剤、水、など)だけ買い出しに行ったあとはシャワー浴びて即ベットへ直行。まだまだ日差し強いのに、日焼け止めクリームがどこも売り切れ(シーズン終わりなので補充予定なし)なのがヤバイ。

サモス島泊

 

2日目:サモス島・ピタゴリオ観光

数学者ピタゴラスの出身地。観光といっても3年前に町歩きはしてるし、ヘラ神殿や考古学博物館も行ったことある。よって前回行けなかった丘の上にあるパナイヤ・スピリアニス修道院(Monastery of Panagia Spiliani)へ行くことに。ピタゴリオの町から丘の頂上へ坂道を歩いて登っていく。途中ヤギに先導されるような田舎道。

修道院に到着する途中には古代劇場があるが小規模な上にほぼ修復済み。頂上の修道院には割と観光客が来ていた。私が歩いて登った道のほかに車のルートもあり、ほとんどの人はこちらから来るらしい。

修道院への上り坂は古代劇場手前で車のルートと交差する。ここで左に道形に進むと「Tunnel of Eupalinos」に行ける。これは紀元前6世紀ごろのトンネル水路跡。今でもガイド付きで中に入ることができる。グーグルマップでは火曜日休みだったけど、サモス島公式HPでは月曜日休みだった。当然公式の方が正しいだろうと修道院の帰りにトンネルにも行ってみたらグーグルマップ情報の方が正しくて、この日は火曜日で閉まっていた。

その後は島内で行ったことのないところにバスで遠出と思ったけど、結局バスのスケジュールの関係で諦めた。ギリシャの島はバスの本数がやたらと少ないのとルートも限られてるのでレンタカーやバイクがないと不便。なのでピタゴリオの町をぶらぶら。

サモス島泊

 

3日目:古代トンネル水路見学、そしてパトモス島へ移動

午前中時間があったので昨日閉まってた「Tunnel of Eupalinos」へ。見学はガイド付きで3つのルートがある。私が到着したときにちょうど一番優しいルート1(20分、片道180mの平坦な通路)が始まるところだったので参加することに(10€)。まずはヘルメットを着用して狭い階段を通過。その後はほぼ平坦な通路。ガイドは黙々と先導するのみなので折り返し地点で1,2枚写真を撮らせたあとは逆方向に黙々と戻るのみ。トンネルは天井が低いところがあるのでヘルメット必須。結構みんな頭ぶつけてた。

この日はパトモス島への移動日。ドデカニサ諸島のフェリー移動はDODEKANISOS SEAWAYSというお高い高速船が有名。でもこの日はANEK Linesという初めて乗るフェリーだった。なんか地元の人が乗るデッキのみの船で超格安。サモス島➡パトモス島で3時間かかったけどたったの7.50€。パトモス島に近づくと規模は小さいけどいかにもギリシャ島の風景である真っ白の建物が目に入ってきた。

念願のパトモス島は思ってた以上に田舎。ただ途中で寄港した見事に全く何もないAgathonisiとArkiという島よりは町並みというものがある。サモス島があんなに観光地化してるのに周辺島はこんなにローカルだなんて不思議だ。なんでサモス島だけこうなったんだろう。今回の宿の部屋は小さいけどベランダから海が目の前にあって満足。

この日は適当に町歩き。といっても小さな町なのでメインはすぐに歩き終わり、とくに見どころなし。なぜかお店の種類が限定されてて、カフェやミニマートのほかは洋服屋、アクセサリー店、眼鏡店ばかり。でもやっと日焼け止めクリームを見つけた! ただ日光アレルギーがひどくて持参したステロイド塗り薬が効かない。今度は薬局さがしだわー。

パトモス島泊

 

4日目:聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含む歴史地区

サモス島から南下して到着したパトモス島。マイナーな様でいて実は宗教的に重要な島。聖ヨハネが「黙示録」と書いたとされる島で、丘の上には『黙示録』の洞窟や聖ヨハネ修道院という世界遺産がある。トルコからの日帰りクルーズがよく訪れるらしい。自分がドデカニサ諸島でこの島に興味があったのはこれが理由。ということでこの日はこの歴史地区へ行ってみることに。滞在場所でもある港町スカラから丘の頂上にある歴史地区のホラは急な坂をバス10分で登る(片道1.80€)。頂上のホラと港町のスカラ間の坂の途中に聖ヨハネが「黙示録」と書いた洞窟がある。

この島も例にもれずバスの便が悪い。それでも一番頻繁に走るルートであるホラとスカラ間は1日6往復ある。本日の予定としては、まずはホラまでバスで行き、聖ヨハネ修道院含む歴史地区を見学後、歩いて山を下って洞窟を見学。そしてホラからの降りてくるバスに洞窟から乗車してスカラに戻ったら、すぐに島北方面のカンボス行のバスに乗る。そうすればホラだけでなく、もう一か所(カンボス)訪れることができる。バスの本数が少ないのでホラから洞窟までバスに乗って、洞窟からスカラまで歩くパターンだとカンボス行きの最終バスに間に合わない。

ということでまずはバスで丘の上まで登ってホラに到着。歴史地区は迷路のよう。とりあえずメインの聖ヨハネ修道院(5€)はサインがちゃんとあるのですぐに到着。内部は撮影禁止。当時の壁画の保存状態が非常によくて小さいならが見ごたえ十分。小さな美術館も隣接している。


スカラからも見えてた風車を見学後、次に向かった修道院(Holy Monastery of Zoodochos Pigi)へは迷い過ぎて時間を食ってしまった上に、やっと到着したら閉まってた…。そろそろ洞窟へ歩いて行かないと今日カンポスまで行くことはできない。

まぁまぁの距離を歩いて下り洞窟へ到着。すると午前中の見学時間は30分前に終わってた! 前もって見学時間調べとくべきだった。ただ運良くこの日は午後の見学時間もある日(週に2日のみ午後も見学可)。午後の見学時間まで3時間あるため、カンボス行はあきらめて、一旦宿に戻って一息ついたら再びバスで洞窟へ。ところが午後の見学時間になっても洞窟の扉は閉まったまま。

ただ近くに別の洞窟があり、こちらは入れるようになってた。もしかしてこれが例の洞窟かと思ったけど、ネットの写真と比べる限り世界遺産の『黙示録』の洞窟ではないような...。周りに観光客が全くいない上、係りの人らしき人物も見かけないので確認することができない。まぁしょうがないので再びスカラに戻る。

パトモス島泊

 

5日目:再び『黙示録』の洞窟へ、その後フルニ島へ移動

3度目の正直で宿をチェックアウト後に荷物を預けて再び洞窟へ。今度は毎日やってる午前中の見学時間なので間違いないはずと期待していく。ところが、昨日と同じで洞窟の扉はがっつり閉まってる。今回は車で来た他の観光客もいたけど、やはり扉の前で戸惑ってた。なんだろうな。横の別の洞窟がそれだったのか。でもネットで見た内部写真と全然違う。それにネットで見た洞窟入口は、この閉まってる扉で間違いないはず。

スカラへ戻る次のバスは2時間後でフェリーに間に合わないため、結局何しに来たか分からないが歩いてスカラまで戻る。洞窟は無駄になったけどスカラまでの道のりは景色よし。途中で開いてる薬局発見。抗ヒスタミン剤ゲットしてアレルギーは少しマシになった。

この日はフェリー(お高いDODEKANISOS SEAWAYSで21€)で再びサモス島のある北方向へ進み、その横にあるフルニ島へ到着。なかなかフェリーの便がない島だけど、今回天気に恵まれてるのと、ちょうど2泊を挟んで入港・出航できるフェリー便があったので行ってみることに。観光できるもの何もなさそうな島なので行くか迷ったけど、この機会を逃すと一生行けない気がしたので行くことに。ところが現地に到着して、実はフェリー乗らなくてもsea busなる小型船でサモス島と繋がってることを知った。わざわざ週2のフェリー日程に合わせて、はずはパトモス島に行ってから北に戻ってフルニ島に行ったわけだけど、sea busならサモス島から日帰りで行けたのかも。

フルニ島、到着してみてやっぱり「何にもなーい」。降り立った港町は小さく、ここ以外に町というものがない。というかローカル人しかいないため、ギフトショップとかも一切ない。サモス島のすぐ横なのにこの差は一体なんだ。シーズン終わりということでbooking.comでも表示される宿も少なかった。それでも島に向かうフェリー内で予約を入れると、到着時に港でオーナーが待っててくれて驚いた。

宿のオーナーは「日本から? 昔船乗りでね。うん十年前に日本によく言ったよ。横浜、神戸、長崎。。。」とギリシャおっちゃん「あるある」炸裂。どの島行ってもこれ聞くな。というかこの町ほんとにローカルしかいないけど、皆フレンドリー。

フルニ島泊

 

6日目:フルニ島・何もないけど歩く

島で唯一のタクシーが港にいたけど遠出はせずにこの辺で時間つぶすことに。小さな港町は歩いて5分とかですぐに通り過ぎる。町の端っこに丘の上まで登れる坂道があるので行ってみた。景色は最高。この時期でも青い空に青い海。頂上まで登ったら座るところがあったのでここで読書して過ごした。その後、港まで降りてきて、港のベンチでお昼寝。

やっぱ島の人たちは皆知り合いなんだろうな。そしてよそ者にも親切。果物屋で桃とオレンジ買ったら1€でいいっていうし(測りで3.20€だったのに)。カフェのおばさんが「コーヒー飲んできな」ってタダで飲ませてくれるし。パン屋でお昼ご飯買ったら「あなたが日本から来た人?」と話が広まってるし。早めの時間にタベルナで夕食を頼んだ時、「パン付ける?」と聞かれたので「はい」と答えたら、私の隣のテーブルにいた男性の買い物袋から勝手にパンを取り出して「これ少しちょうだい」って切り取って私に出してくれた(この男性が自分用にパン屋で買ってきたものらしい)。隣の男性も全く気にしてなかった。フルニ島おそるべし。ちなみに昔行ったイカリア島(フルニ島の隣)もこんな感じだったな。

フルニ島泊

 

7日目:フルニ島からリプシ島へ移動

お高いDODEKANISOS SEAWAYSでリプシ島へ到着(24€)。リプシ島も相当マイナーな島なはずだけど、フルニ島から来るとちょっと栄えた町に見えてくる不思議。宿にチェックインのあと、さっそく歩いてみる。港からミニバスがどこかに行くみたいだけど時刻表確認すると、最終が午後15:00で乗ったら最後で港まで戻ってこれないので遠出はやめといた。

リプシ島はビーチが綺麗でそれ目的に夏に訪れる人がいるらしい。夏ならバスでビーチまで行くところだけど、この時期なので一泊だけして港町をぶらぶらしただけ。景色は丘の上から眺めることができたフルニ島の方が綺麗だけど、港の町並みはこちらの方が綺麗。

一泊なので明日のことを考えなければならない。港付近にある旅行代理店に船のスケジュールが貼ってあった。ネットでフェリー検索するとお高いDODEKANISOS SEAWAYSしかでてこないけど、実はPatmos Starという格安フェリー(10€)もあることが分かったので明日はこちらを使うことに。代理店でチケットは売っておらず、乗船前に乗り場にあるキオスクで現金購入するように言われた。フルニ島のsea busといい現地に行かないと入らない情報って結構あるな。

夕方は宿のバルコニーから海に沈む太陽を見ながら、iPadで読み物。日中はまだまだ日差しがあって半袖だけど、さすがにこの時間帯だと肌寒くなるので何か上に羽織る必要がある。

リプシ島泊

 

8日目:リプシ島からレロス島へ移動

朝10:00発の格安フェリーに乗り、レロス島へ50分で到着。レロス島にはラキとアギアマリーナの2つの港があり、自分のフェリーはアギアマリーナ着だった。ほぼ同時刻にリプシ島を出航したお高いDODEKANISOS SEAWAYSもこの港着らしい。

この島もバスの便が悪いため宿から手配してもらったタクシー(10€)でブロモリソスという所にあるビーチ沿いの宿へ。ブロモリソスはラキとアギアマリーナの間に位置する静かな箇所。チェックイン後、さっそくお散歩。まずはラキまで30分ほど歩いて行ってみた。

Googleマップでは「平坦」と出てたのに最初は上り坂。到着したはいいけどラキ自体は普通の町でこれと言って見て周ることもない。今度はアギアマリーナに行ってみたいのでバス停を探す(島到着直後にタクシーに乗ったので港町を見てなかった)。ラキで海沿いカフェのウェイターにバス停の場所を聞いていたら、カフェにいた客がこれからアギアマリーナに車で行くとのことなので乗せてもらうことに。フランス人の旅行者でアギアマリーナでレンタカーを返却して、自分の船で次の目的地へ行くらしい。南フランスからレロス島までは途中色々と寄り道して1か月かけて来たらしい。羨ましすぎる!

到着したらアギアマリーナも普通の港町だった。ただラキより島の港町っぽい趣があるかな。とりあえず考古学博物館で時間をつぶす(こちらも大した所蔵品はない)。そして港のチケットブースにて明日のカリムノス島行きチケットを購入(お高いDODEKANISOS SEAWAYSで22€)。

適当に町ぶらしたあとは歩いて宿へ。途中カストロへの上り坂へ続くサインがあったけど絶対歩くのは大変とみて行くのをやめた。宿のあるビーチへ戻る手前にはPantéliという景色の綺麗な場所があるので立ち寄ってみた。さすがに景色は綺麗だし、海の水も綺麗。日光浴してる人沢山、泳いでる人もいた。

今回の宿はシーフロントで一泊なのがもったいない。でも2泊だと次のカリムノス島行きのフェリーが夜中しかないのでレロス島は一泊。宿の目の前は、ほぼプライベートといってもいい小さなビーチがある(宿のWiFiが十分入る距離)。今回の旅では時期的に泳ぐことないかなと思ってたけど、この日は暑いのとプライベートビーチがもったいないので泳ぐことに。軽く水浴び程度に泳いだら、小さな浜辺に寝そべってiPadで読み物して過ごした。部屋から水着でiPad片手にいけるのがよい。

夜はほぼ真っ暗で海の上に浮かぶ月が美しい。ここはまた帰ってきて数日何もせずにリラックスして過ごしたいな(ただしシーズン中は避けて)

レロス島泊

 

9日目:レロス島からカリムノス島へ

レロス島の宿のオーナーはサモス島(たぶん出稼ぎ)にいるとかでチャットで連絡をと取り合うのみだった(奥さんは宿にいる)。この時期なので超格安な上に、フェリーの時間に合わせて3時間遅れてチェックアウトさせてくれた。会ったことないけどありがとう! アギアマリーナへは昨日のタクシー運転手に電話してまた来てもらった(10€)。

この日は唯一の移動手段だったお高いDODEKANISOS SEAWAYSにて、すぐ南のカリムノス島へ移動(22€)。フルニ島➡レプシ島➡レロス島➡カリムノス島とどんどん都会になってくる。これまでの田舎島からやってくると、カリムノス島の港町は大規模で人も車もいっぱい。

カリムノス島はロッククライミングで有名らしく、港に入ると町の両側にある岩山が迫力満点。夕方着なのでチェックイン後は軽く町歩き。ただし、奥に入ると迷路のようでGPSないとヤバイ。港付近を散歩中にバスターミナル発見、そしてすぐ近くにインフォメーションセンターもある。明らかに営業時間外だけど普通に対応してくれた。明日行こうと思ってる岩山の上にある修道院への行き方を聞いた。

カリムノス島泊

 

10日目:カリムノス島観光

昨日行き方を聞いといた岩山の頂上にあるSaint Savvas修道院へ。修道院へのバスはないが、1日2本山の向こうのVlyhadia行きのバスが近くを通るらしい。1本目の9:00発のバスに乗って近いところで下してもらった。バスを降りたあと、今度は歩いて登り続けると修道院がある。

デザインにしても色合いにしても綺麗な修道院で、ここからの景色はカリムノス島の写真による出てくるほど絶景。

近くのSt. Peter修道院にも寄ったあとは、歩いて港町まで戻る。そして港町の反対側(反対側の岩山付近)の考古学博物館まで行ってみた。

その後いったん宿に戻って少し休憩したあとは、再びバスステーションへ。今度は港から島の反対側にあるMyrtiesへバスで向かう。ここからすぐ近くにレテンドス島というロッククライミングで有名な小さな島が見える。島全体が岩山のような感じ。Myrtiesから観光用の船が頻繁にでてるけど、なんとなくわざわざ行くまでもないかとMyrtiesのビーチからレテンドス島を眺めて時間をつぶした。あとで考えてみたら今回の旅のテーマ「できるだけ多くの島を巡る」に合わせて行ってみるべきだったかも。しかも後でWikiで調べたら、デロス同盟のメンバーだったらしい。古典好きとしては行っておけば良かった。カリムノス島ももう来ることないだろうから唯一の機会だったのに。。。。

ちなみにカリムノス島といえばスポンジが有名。以外にどこもかしこもスポンジ店ってわけではなかった。一番有名なスポンジファクトリーにも行ってみたけど割とこじんまりしたところだった。ここの店員が「スポンジは購入すれば10年は使える」とかいってたけど、過去2回ギリシャのスポンジ(カリムノス産かは不明)購入したけどすぐにボロボロになって使い物にならなくなったので今回は購入しなかった。

カリムノス島泊

 

11日目:カリムノス島からコス島へ移動

カリムノス島からコス島Mastichariは小型船30分ととても近く1日何往復も出ている。Mastichariから私が滞在するコスタウンは空港バスが通るのでアクセスもよい。よってコスタウン直行のお高いDODEKANISOS SEAWAYSではなく、Mastichari行き小型船(10€)を利用することに。

9:30発で30分後にはコス島Mastichariに到着。同時刻ごろ空港を出発したコスタウン行きのバスがすぐにやってきて乗車(3.20€)。11時前にはホテルに到着したけどチェックインできたので、部屋に荷物置いて一息着いたら街歩き。コス島は医学の父ヒポクラテスの生地。いかにも観光地って島で、物価は高いけど見どころが沢山。コスタウンには至る所に遺跡や歴史的文化財がある。

実は6年前のロードス島旅行中に日帰りでコス島コスタウンも観光してるので2度目。その時にコスタウン内の主要な見どころ、そして少し離れたアスクレピオン(ヒポクラテスが治療院や医学校として使っていた場所)はすでに観光済み。この日も街歩きしながら6年前見て周った見どころを再訪。最初に行った考古学博物館で「博物館、ローマの家、アスクレピオン」の共通チケットを購入(15€)。ギリシャは普通に街中至る所に遺跡が点在するけど、コスタウンほど遺跡や歴史跡の遭遇率の高いところは中々ない気がする。

今回も「騎士団の城」「古代アゴラ」「ローマの家」「西遺跡」「古代劇場」などなど歩いて巡る。4時間ほどコスタウン内をぐるぐる周ったあとは、アスクレピオンへ行くための観光トレインを探すことに。6年前のときはこれしか行く方法がなく、トレインの出発点も何となく覚えていたので行ってみたけど見当たらない。iPadに入れてある古い「地球の歩き方」ガイドに示された乗り場にも行ってみたけど何にもない。よく考えてみると6年前は街中でこの観光トレインをよく見かけた記憶があるけど、今回は全く見かけない(コスタウン内のみ走行のブルートレインはある)。バスのインフォメーションセンターがあったので聞いてみたけど、この観光トレインのことを知らないという(6年前なので情報古すぎか)。ただし、1日4便ほどアスクレピオンへのバスが出ているらしい。バスが通るようになったから観光トレインやめたんかな。ちょうど最終バス便が出るところだったけど、行きのみで帰りのバスがないと言われたのでアスクレピオン行きは諦めるしかなかった。

コス島泊

 

12日目:ニシロス島ツアー

島巡りは曜日によってフェリーがなかったり、天気で運航がキャンセルされたり、秋終わりともなると便数が減ったりと前もって計画して旅することは不可能。逆にネット検索では無かった船便が現地で見つかったりもする。そのため今回の旅でも現地に付いてから次の目的地を確定するやり方。ニシロス島はコス島の次に滞在を考えてたけど、どうしてもフェリーが夜中しかない上、週に2,3便しかない。火山以外見どころもなさそうなこの島に足止めされるのもなーと迷った末、ニシロス島へはコス島からのツアーに参加することに。ちょうど火山メインの日帰りツアーがあったので前日予約(30€)。

朝8時にホテル近くに観光バスが迎えにきてくれた。さすがに観光地コス島。バスはヨーロッパ人観光客で満員。同ツアーに参加するため他のバスも来ていた。まずは船が出航するKardamainaへバス移動。途中他のツアー客を拾うためにTigakiやAntimachiaなどの町にも寄るのでいいドライブになった。

港のあるKardamainaは賑わっててコスタウンほどではないけど此処も観光地って感じ。色々なクルーズツアーがここから出るらしく、イメージ的にはレスカダ島のニトリみたいな感じかな。とはいっても町歩きはせずにすぐにツアー用フェリーに乗り込んで出航。1時間後にニシロス島到着。港に到着した感じ、あのフルニ島よりも田舎っぽい...。町ではなく村かな。

何もない港から少し歩いて島中に入ると村の中心地に到着。別のグループが火山観光に行ってる間、私のグループはここで2時間ほど自由時間。小さな村なんだけど風情があっていい感じ。というか絶対ここの村の人口より観光客の方が多いと思う。

村をぶらぶらして港に戻ったら、今度は私のグループが観光バスに乗って火山へ。ニシロス島といえば火山なので、この島にくる観光着はこれが目的といってもいい。個人で訪れても港で「火山観光バス」を手配できるみたい。観光バスは山を登って行き、火山口に付くと硫黄の臭いして、なんか日本の温泉街思い出す(ここは山景色しかないけど)。自由時間では火口まで降りてみた。ちょろっと湯気がでてる箇所もある。ただ日本の火山や温泉街の方がもっと「生きた火山ですー」て感じの雰囲気味わえるかな。それでも一度は行ってみて良かった。

コス島泊

 

13日目:アスクレピオン再訪

コス島3日目。初日に行けなかったアスクレピオンに行ってみることに。初日にコスタウンの見どころは周ったので、この日はコスタウンから遠出して別の町か村にも行ってみたい。

ホテルで朝食後、港付近にあるバスターミナル(警察署前)まで歩いていく。ターミナルといってもただのバス停だけど、Informationと書かれたチケットブースがあり、ここで往復バスチケットを購入(2.20€)。アスクレピオン遺跡前まで行ってくれるバスは行きの10:15, 11:15, 14:40, 16:00と、帰りの10:20, 11:20, 14:35, 16:05しかない。午後にどこか遠出するには10:15発で、帰り11:20に乗る必要がある。となるとアスクレピオンでは1時間しかない。一度訪れたことあるので今回はこれで我慢。

バスは10分ほどでアスクレピオンに到着。初日に購入しといた共通チケットで入れた。時間が限られてるので駆け足で見学のつもりが、普通に1時間で足りた。アスクレピオンてこんなに小さかったっけ? なんとなくエピダブロス遺跡並みにバス時間に合わせて急いで見学することになると覚悟してたけど1時間で丁度いい感じだった(欲を行けばあと30分くらいあると尚良いけど)。

11:20発のバスでコスタウンまで戻ったら、ホテルで一息ついて今後はIntercity Bus乗り場へ。13時発のバスで山の上にあるジア村へ行ってみることに。ジア村は夕日が綺麗らしく夕日を見るツアーが20€である。1日2本しかバスがないので夕日を見るには車がない場合はツアーでないといけない。実はこの日は今回の旅行で初めての雨予報。綺麗な夕日と景色が見れるとは限らないので、結局個人で夕日より早い時間帯にバスで行くことに。着いてみたジア村は観光地化していた。山頂の村なので何もないところかと思ってたら観光客対象の店が並んでた。

村自体はすぐに見終わるけど店やカフェ、レストランで十分時間を過ごせる。途中予報通りに軽く雨が降ってきたのでカフェで雨宿りしながら帰りのバスを待つ。ちょうどいい頃合いの15:45発バスでコスタウンへ戻ってきた。

コス島泊

 

後半へつづく

 

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