SueMera’s 勉強部屋

ドイツ語勉強中(たまにイタリア語、ギリシャ語、ロシア語、韓国語?)

旅行:ギリシャ・イオニア海、南ペロポネソス半島、クレタ島(2023年9月)

今年2度目のギリシャ。これまで行ったことある方面や土地で、前の旅行で生き損ねたところなどを中心に周ってみた。移動は結構あるけど滞在地では基本まったり何もせずにリラックスの旅。というかバス便のない島が多く、車やバイクのない自分はどうせ動けないけど。

そして今回は航空券が高かったので、移動や宿でけちけちすることに。コロナ規制後の反動でツアー客で溢れてきたせいか、宿は直前に近づくほどチョイスが少なくなり、値段も上がってきていたので今回の旅はルートを決めて1か月前には宿の手配済み。

事前にフェリーのストライキは予定されていなかったので安心してたら、びっくりの理由で急遽ストライキ決行されてもろに影響を受けてしまった。

 

1日目:コルフ(ケルキラ)島到着

他のEU国を経由してギリシャ入りはコルフ島から。コルフ島行きの飛行機に乗る空港にて薬物検査にひっかかってしまった。。。 なぜか自分は結構な確率で検査されるから(5回中3回は呼び止められる)いつものことだと思ったら何と私の荷物から陽性反応が出たらしい! なんでー。いつものバックにいつもの荷物なのに! 機関銃持ったポリス2人に詰問されて荷物チェックとパスポートの写真とられちゃったよ。今後の旅行に影響なきゃいいな。

幸い飛行機には予定通りに乗れて午前中コルフ島到着。コルフ島には以前2週間滞在したとことあるので今回は泊まらない。でもせっかくなので中心地の町歩きだけはすることに。まずは空港から中心地行きのblue bus 15番に乗って中心地(Saroko Square)で下車。チケットは車内購入なので少し高め(1.70€)。

まずは荷物を預ける必要がある。今回初めてBounceというアプリを使ってみたけど超便利!! 正式な荷物預け所は高いけど、このアプリならカフェやお店で荷物預かりもしてくれるところを探せて、アプリ内で一律5€(+手数料)で申し込める。アプリをPaypalに紐づけしてるので支払いもスムーズ。支払い後に表示されたQRコードを荷物預けと引き取りのときにスキャンしてもらうだけ。さっそく近くのベーカリー店で荷物を預けて(手数料込み6.65€)町歩き。

コルフは相変わらず町並みがおしゃれ! といっても前回滞在時に見て周ってるので適当にぶらぶらして美術館再訪で時間をつぶした。

バス停のある中心地に戻ったら港行きのblue bus 15番に乗車。今度はバス停近くの案内キオスクでチケット購入したので少し安め(1.10€)。

バスは港内奥まで進むけど、港に入る前のチケット売り場付近で降りるべき。ではないと結局チケット買うために出入口まで歩くことになるし、すでにチケット購入済みだとしても自分の船が港内バス停の反対側に停泊する場合はやはり歩く必要がある。チケット売り場付近で下車してここから港に入れば左右(バス停は左に進んだ先)どちらにも歩いて簡単に行ける。実際イグメニッツィア行きフェリーは港に入って右に進んだ先だった。

港に着いたら本日の滞在地イグメニツィアへのフェリーチケット購入(10€)。コルフから1時間半の本土に一番近い港町で。コルフで一泊して次の目的地パクシィ島へのフェリーに乗ると宿代(最低100€)もフェリー代(35€)も高い。なのでイグメニツィア泊(55€)で、ここから翌朝パクシィ島へのフェリー(10.40€)に乗ることで前者の半分の金額でいける。

イグメニツィアは前に寄ったことあるけど本当にただの港町で町歩きするまでもない。少し離れた考古学博物館へ行ってみようかと思ってたけど初日の移動疲れですぐに寝てしまった。

イグメニツィア泊

 

2日目:パクシィ島

イグメニツィアの宿は港の目の前なので、チェックアウト後は道路を横断するだけで港に行ける。いつもは港で直接フェリーチケットを直前購入するのだけど、今回はほとんどの便をferryscannerで前もってオンライン購入。というのも前日のコルフ島からイグメニツィアへのフェリーもサイトにて3,4時間までくらいまではKerkyra Linesだと5€で購入可能だったけど、結局直前に港で購入したら10€と値段が倍になってたので、その後はferryscannerで前日オンライン購入するようになった。

昔はオンライン購入しても港でチケットと引き換えが必要だったけど、今回ferryscannerで購入後は船によってはそのままe-ticketが発行されたので便利だった。パクシィ島行きフェリーもe-ticketが発行さた(10.40€)。1時間半ほどでパクシィ島に到着。

パクシィ島の港は中心地から離れており徒歩17分。というのも中心地は小さな湾になってるけど、この湾内に別の島があるので大型フェリーは入ってこれない。コルフ島から1時間でやってくるクルーズツアー船は湾内にある中心地まで入ってきてた。

中心地はこじんまりしてるけどなかなか観光地化して、ギリシャの島って感じだった。この島も1泊なので適当に町歩きしただけ。来たことない島だったから一度は寄れてよかつたかな。コルフ島に近いからか以外に物価の高い島だった。

パクシィ島泊

 

3泊目:パクシィ島から6時間かけてイタキ島

数年前ケファロニア島サミ滞在中、日帰りでイタキ島を予定していたら雨嵐でキャンセルになった。なので今回、パクシィ島からイタキ島へ行くことに。6時間かかるのでBlue starのような大型フェリーを想像してたら、港についてみるとクルーズツアーに使うような中型ボートだった(17.70€)。

当然ソファーのような贅沢なものはなく、しかも満員なので空いたところにちょこんと座って6時間。でもやっぱ船旅は楽しいので全く苦ではなく、あっという間にイタキ島へ到着。途中でレフカダ島の港にも立ち寄る(懐かしい!)。

到着港Pisaetosは中心地Vathyから車で10分の何もないところなので、Vathyに滞在することにして宿にタクシーを手配してもらっていた(20€)。

下船すると私の名前が書いてある紙を持った運転手を発見。無事タクシーに乗り込んだら運転手から衝撃の情報が。イタキ島には2泊して3日目朝に次のフェリー(ペロポネソス半島パトラ行き)に乗るため、3日目の港へのタクシー予約もしてたんだけど、なんとその日はギリシャ全土でフェリー全ストライキだと。 事前にそんな情報なかったけど、これは緊急ストライキらしい。この数日前にギリシャ・ピレウス港で乗り遅れそうな乗客が無理やり乗船しようとして船員に海に突き落とされて溺死という痛ましい事故が。しかも船は男性を助けもせずに出航したらしい。ひどすぎる。

これを受けフェリー組合が「船員の労働条件改善」を求めてフェリー全ストライキを決行するらしい。おかしくないかこれ。なんでも理由つけてストライキするギリシャめ。

フェリー移動日にストライキ。結局イタキ島から出るすべがないため、この島で3泊することになり、3泊目の宿の手配。これがめっちゃ高いところしか空いてなく今回の旅の宿で一番高い(他の倍以上)出費になってしまった。

本来ならイタキ島2泊後にペロポネソス半島へ移動して、半島南端の町ギティオに行く途中のスパルタで一泊する予定がストライキでペロポネソス半島へ行けないことに。よって、スパルタのホテルも無料キャンセル期間を過ぎたあとのキャンセルとなってしまった(今回の旅は前もってルートを決めて、宿も予約済みのため)。

唯一の救いはイタキ島からペロポネソス半島パトラへのフェリー便は毎日運航なので、ストライキ翌日のフェリーには乗れる。なので1日ロス(スパルタ)で済む。今回予定してる他のフェリー移動は週1~3日しか運航してない便のため、他の場所でストライキにあって次の運航日まで立ち往生するよりはましだ。ストライキのための予定変更で色々再手配が必要でこの日はイタキ島の宿到着後はずっとこれに時間を費やしてしまった。

イタキ島泊

 

4日目:イタキ島でまったりリラックス

イタキ島中心地Vathyも湾内にある。本日は何の予定もないのでアラームなしで起床。起きたら部屋から海(湾内)の景色。部屋出てすぐにあるプライベートテラスから海を眺めならがコーヒー。あー幸せ💛 ここ数か月の仕事での辛いメンタルが癒されるー。

昨日キャンセルしておいたスパルタの宿から「例外的に無料キャンセルOK」との返事が。これは有難い。本当は前回スパルタ滞在時に1時間しか見学時間がとれなかったミストラ遺跡に再訪予定だったけど、今回のストライキで明日もイタキ島泊なのでスパルタ滞在はスキップ。明後日はイタキ島からパトラへフェリー移動後、長距離バスを乗り継いでスパルタを通過してその先のギティオまで大移動になる。

この日は適当にVathyの町歩き。パクシィ島ほど観光地はしてないけど湾側の通りはカフェやレストランが並び、バケーション中のヨーロッパ人で溢れてる。

昨日ferryscannerで購入したペロポネソス半島パトラへのフェリーはe-ticketではなく港でチケットを引き取るようになってたけど、町中で船会社のオフィスがあったので聞いてみたらその場でチケットを発券してくれた(15.40€)。

宿は中心地から少し離れた高台の静かな場所。1日の大半はプライベートテラスから海を眺めながらとにかくリラックス。テラスでのドイツ語の単語勉強も割と進んでよかった。

イタキ島泊

 

5日目:本日もイタキ島でまったり

ストライキの影響で1日延長でこの日もイタキ泊。最初の宿はとれなかったので、中心地の湾まで降りてきたところにあるシーフロントの宿にチェックイン。さすが高いだけあって目の前が海の景色最高の部屋。残念なのは朝食付きなのに明日は早朝チェックアウトなので食べれない。

せっかく高い部屋だけど滞在時間短いのがもったいない気がしてほぼ部屋(とバルコニー)で過ごした。広くはないけどキッチンとカウンターも付いためっちゃ快適な部屋で最高。スーパーで食材買って軽く料理して食べた。

イタキ島泊

 

6日目:ペロポネソス半島上陸:移動日

本日は移動の日。朝宿からタクシーで港まで行き(途中で現地人も一緒に乗ってきたので少し割引してくれて15€)、ペロポネソス半島パトラ行き7:40発フェリーに乗船。途中寄ったサミでしばらく停船したり、元々遅い速度の船のため4時間半かけて12:20頃パトラ上陸。

到着港は中心地より離れたところだと思ってたら中心地(パトラ駅の真裏)着だったため、バスターミナルまでの移動が楽だった。

今日の目的地は半島北端パトラから半島南端のギティオだけど、直通バスがないため一旦パトラから半島右端のイスモス(コリントス地峡)へ移動してここからギティアへ移動する。

KTELサイトには最新のバスの時間表がなく、パトラとイスモスのKTELに電話しても全く繋がらなかったのでバスの時間が分からない。唯一途中通過するスパルタのKTELは何とか電話が通じてスパルタからギティアはアテネ発バスが通過するのが1日2便、午後は18:15スパルタ発という情報だけはゲットできた。

イスモス行きのバスはアテネ行きに乗れば必ず通過するし頻繁に走ってるだろう。アテネからギティオ行きバスもイスモスを通過するだろうから、18:15スパルタ発なら16:00くらいにイスモスを通過するだろうと思う。

実際、13:00パトラ発(12.60€)、16:00イスモス発(17.20€)と想像してたバス時間ドンピシャで目的地までスムーズに移動できた。

12:20   パトラ港着

13:00 パトラ発アテネ行きバス乗車

15:00   イスモス(コリントス地峡)で下車

16:00  イスモス(コリントス地峡)発アレオポリ行きバス乗車

19:10  ギティオで下車

ギティオ着

 

7日目:ギティオでまったり

午前中は適当に町歩き。ギティオは良くも悪くもただの港町。イグメニッツィアよりはカフェやタベルナなど並んでるけど2泊するほどでもなかったかな。町の端っこに古代劇場がしれっと存在するのはさすがギリシャ。

1泊目が夜到着なので2泊にしといたけど、今日午前中に町歩きしただけでもう飽きたかも。シーフロントの宿なので海を眺めながらバルコニーで過ごす手もあるけどバルコニー小さいしテーブルなしの簡素イスのみ。あまりリラックスできなそう。

バスの情報をもらいにKTELオフィスに行ってみる。ギティオ⇚⇛スパルタ間ならバスは1日5便あるとのこと(当初聞いてた1日2便はアテネからアレオポリ間の長距離バスで、その他にローカル便もあるらしい)。

すでにお昼なので次のスパルタ行きは14:15、スパルタかミストラで観光して18:15か20:30発のバスでギティオに戻ってくることはできる。こんなんならストライキで1日影響がでたとき、スパルタ1日遅れで1泊して、ギティオ1泊に減らせばよかったかな。そうすればわざわざギティオからスパルタまで戻る必要ないのに。前もって宿を予約してた弊害がまたここにも。

直前まで迷ったけど結局スパルタ方面には戻らずギティオでのんびり何もせずに過ごした。いつの間にか昼寝してしまって気が付いたら夕方。とりあえず日が暮れる前に灯台の方まで散歩。

ギティオ泊

 

8日目:アレオポリへバス移動

ギティオからバスで40分のところにあるアレオポリはアテネから1日2便の長距離バスの最終地。ペロポネソス半島の南にある出っ張りの1つはマニ半島といい景色が綺麗なことで有名。アレオポリはマニ半島では有名な町で前から行ってみたかったところ。booking.comで探せる宿は高いところばかりだったけど、目を付けてた宿が直接HPから予約すると半額でいけたので泊まってみることに。午前11:20ギティオ発のバスでアレオポリへバス移動(2.60€)。

アレオポリは海から離れた高地にあり石畳通りに石壁建築の美しい町。小さな町だけど到着してみると(多分)日帰りの観光客が結構いた。到着したKTELバス乗り場はold townのすぐ外側にある。ここから5分ほど歩くと町並みの美しいold town。宿はold townのメインスクエアに面したところにあった(ここは有名な町並みの入り口にもなる)。

宿にチェックイン後は町歩きではなく海岸線にあるLimeniまで高地から降りていってみた。5km弱で1時間ほど掛ったけど下にある海岸線を眺めながらなのでいい散歩に。Limeniは写真で見てた通りの綺麗な景色。エメラルドグリーンの海景色はこの前訪ねたカステロリゾ島を思い出す。

少し離れたところにある人気のない墓地でゆっくり海景色を堪能したあとはLimeni中心地を歩く。といっても小規模でほぼレストランばかりで覗けるお店は1,2か所くらいだった。

帰りはさすがにタクシーが必要。でもタクシーの電話番号が分からない。なので滞在先のホテルに電話してタクシーを手配してもらうことに。ホテルのフロントに電話するとチェックイン時の若い男性ではなくお婆さんがでた。宿のゲストであることと「今Limeniにいてタクシーを呼んでもらいたい」を伝える。ここまでは通じたけど、アイスクリーム店の前にいるからと伝えたいけど「アイスクリーム店(παγωτατζίδικο)」のギリシャ語が分からない。「アイスクリーム(παγωτο)」の単語は分かるのでとりあえず「〇〇という名のアイスクリームの前にいる」と言ってみたけど通じてないよう(あとで考えたらshopという単語は知ってたので「アイスクリームの店κατάστημα παγωτού」とか言えば良かった)。

くっそー私のギリシャ語もここまでかー、と英語に切り替えると何と「non inglese」とイタリア語で帰ってきた(笑)。フロントの電話に出た人だけど英語一切分からないらしい。結局アイスクリーム店の店員さんにギリシャ語で場所を伝えてもらう。めっちゃ親切な店員さんだったので勿論お礼にアイスクリーム購入(5.60€)。食べ終わるころにはタクシーも来て無事アレオポリの宿まで戻ってきた(10€)。

一息したあとはアレオポリ内を散策。さすが写真で見てたとおり趣があって綺麗な町。範囲的には狭くてあまり見学時間は必要ないけど来て良かった。

途中で見つけた教会に何がなく入ってみると迫力満点の古い壁画。どっかの街中なら監視の人とかいそうだけどここは誰もいない。至近距離で壁画をじっくり堪能できた(もちろんお触りはなし)。

アレオポリ泊

 

9日目:ギティオに戻ってフェリーでキティア島へ

アレオポリの宿は朝食付きだったので朝食べたあとはチェックアウトまで部屋でのんびり。ギティオへ戻るバスは15:00発のため、チェックアウト後は荷物を預けて再び町歩き。少し離れたところまで散歩してみた。Google Map見ながら散歩してたら、この付近はサンセットのヴューポイントとMapに表示されてた。昨日知ってれば来れたのにー。

あっという間に時間が来てバスでギティオへ移動(2.60€)。今度はここでフェリー3時間待ち。荷物預けれる所を見つけれるbounceアプリはまだまだ「メジャーな観光地」しか検索してもヒットしない。当然ギティオでは預り所は見つからず。荷物あるままじゃ町歩きもできないので、とりあえず港の見えるタベルナの席で早めの夕食をとる。すると出航1時間以上前なのにキティア島行きフェリーが到着。タベルナを出た後行ってみたらすでに乗船可能だった。

どうやらデティオ発ピレウス着フェリーらしく、始点なので早く来てたみたい。Ferryscannerで購入したe-Ticketで無事乗船(9€)。ギティオで荷物片手に時間潰しの必要なく、冷房付き船内の快適なソファーでゆっくりできてよかった。

キティア島には21:40着。すでに真っ暗。キティア島はペロポネソス半島の南(半島とクレタ島との間)に位置するけどイオニア海の島で括られる。こちらも一度は行ってみたいと来てみたけど、この島にはバスがない上、物価高っ! 宿も高かったし、足のない自分は港に一番近い村Diakoftiに滞在することに。中心地Kythiraまでタクシー移動を考えてたけど事前問い合わせで片道35€と言われたので諦めた。往復70€とか普通にアテネからどの島にも国内便航空移動できる値段やん。

港は本島と繋がったちょっとした小島にあり、ここから滞在先のDiakoftiへはタクシーで移動(5€)。宿にチェックイン後は疲れて寝た。Diakoftiにはミニマートもタベルナも一件しかないらしいw

キティア島泊

 

10日目:キティア島でハイキング

朝はベランダで朝食。キッチン付きの部屋はいいな。そして昨日到着時は夜だからわからなかったけど、ベランダ正面には海はもちろんフェリー発着の港も見える。

ていうかなんか今日は風強いな。フェリー移動のある旅では風の予報はこちらでチェックしている。一応明日の出航時には収まってそうだけどあまり当てにならない。

ベランダでゆっくりした後は外に出てみた。とりあえず島の中心地へ向かう登りの自動車道を30分ほど上ってみた。

ここから見下ろすとDiakoftiとフェリー港が見れて海がきれー。この島の強風はいつものことなかのか難破船が3隻もあった(内1つは最近のヨット)

キティア島はハイキングのルートが結構ある。トレッキングシューズ持ってきてて良かった。ということでまずはDiakoftiから一番近い町Avlemonasへの一番簡単なルートをハイキング.....と思ってたらこれが結構ハードだった。6kmで2時間ルートと表示されてたけど山道くねくねも入れて絶対6km以上あったはず。

最初はほぼ平坦で海の傍を通るので景色最高。

石がゴロゴロして痛くなってきたのでビーサンからトレッキングシューズに履き替える。目的地の町は山の向こう側。

再び海に近づく。崖の上ぎりぎりまで行ってみたら風か強くて危なかった。すぐにハイキングコースに戻る。

後ろを振り向くと出発点のDiakoftiはもう見えなくなってきた。これから山道を登るコースが始まる。

やっと登り切ったと思ったらまだ緩やかな登りが続いてた。

やっと下りが始まった。そしてずっと先の方に目的地の町が見えてきた!

2.5時間かけてやっと到着したAvlemonasはリゾート化した町だった。Diakoftiでは見かけなかった旅行者が沢山。とりあえずキオスクで飲み物購入。レジのおっちゃんが「おっ、日本人? コンニチワー」とあいさつしてくれた。こんなところに日本人くるのかな。

さすがに帰りは要タクシー。Google Mapにタクシー乗り場があってよかった。電話番号も載ってたので電話で呼び出してきてもらった。行きの道のりは長かったけど帰りは13分でDiakofti到着(20€)。

ミニマートに寄って飲み物等補充して宿に戻ったらバルコニーで明日の手配。ferryscannerで明日のクレタ島キサモス行きフェリーを購入してe-ticketゲット(13.50€)。夜到着の上、キサモス港はキサモス町より少し離れてるためタクシーの手配もネットでしておいた。キサモスはトランスファー手配のサイトがしっかりしてて簡単に手配できた。タクシーを選択すると値段も出てくるので安心。すぐにドライバーからメールが来て行き先の詳しい確認をしてくれた。

バルコニーにいると日が落ちる頃には肌寒くなってきた。もう夏も終わりかー。そして風予報に反して夜はより一層強風で室内にいてもビュービュー音がする。明日の夕方のフェリー運航しますように。。。

キティア島泊

 

11日目:キティア島でゆっくりした後、クレタ島キサモスへ移動

朝は正午のチェックアウトまで部屋のベランダでゆっくり過ごす。風はまだ収まってない。近場のハイキングコースがあったので20分でいけるらしいChousti caveへのコースを進んでみる。

道しるべが分かりにくく、近場なはずなのに目的地の洞窟を見かけないまま村まで戻ってきたしまった。その後フェリーの時間まで海辺の辺りをぶらぶらして過ごす。やっぱ海の色綺麗だなー。


難破船は砂浜の他に、沖の小島にもすごいのがある。いかにも沈没って感じ。

港までは宿のオーナーが車で送ってくれ、クレタ島キサモス行きフェリーは17:10出航。風はまだあったので船は少し揺れた。3時間後にキサモス港に到着。手配してたタクシーに乗り込んで6分くらいでキサモス町の宿で降ろしてもらった(10€)。宿にチェックイン後、少し外を歩いてみたけど以外にタベルナやバーがあってまぁまぁ賑わってた。何もない静かな町だと思ってたらそうでもなかったみたい。

キサモス泊

 

12日:キサモス町歩き、そしてハニアへ移動

昨日到着時は暗かったけど、今日目が覚めてバルコニーにでると海が見えた。

キサモスはトランジットステイだったけど、朝のチェックアウト後はハニア行きバスまで2時間ほど町歩き。メイン道りや海岸沿い通りはカフェやタベルナがあり旅行者も割といたけど、それ以外は基本静かな田舎道でいい散歩ができた。

見ごたえのあるモザイクを所蔵した考古学博物館もある。

偶然見つけた教会は中にいた親切な女性の説明では160年前に建てられたらしい。

メイン通りにあるバス停からハニア行きのバスに乗車(4.70€)。50分ほどでハニアのバスターミナルに到着。以前数日滞在したので土地勘はある。迷うことなくターミナルのあるnew townから宿のあるold townへ移動してチェックイン。

前回との違いは新しいハニア考古学博物館ができてたこと(前回は中心地にあるとても小さな博物館だった)。中心地から少し離れてるので片道30分海沿いを歩いて行ってみた。

去年オープンしたらしいこちらの新博物館は2階建てのモダンな建物(6€)。チケット売り場の館員が「ギリシャ語話せるのねー」というので「少しは話せるけど聞き取りは得意じゃないですー」というと、ゆっくり丁寧に新博物館の説明してくれた。

イラクリオンの考古学博物館と似たディスプレイ法だったけど規模は余り大きくない。2階は余り展示に使われてないけど、見晴らしのよいカフェがある。

博物館見学後はカフェで少し休憩。そして再び30分歩いて中心地まで戻ってきたら、その後はold town内を適当に町歩き。さすがに観光地なので旅行者も多いし、お店もたくさん。

ハニア泊

 

13日目:イエラペトラへ移動

クレタ島は何度か来てるし主要な町はすでに滞在済み。たぶん旅行者がよく行く場所でまだ滞在してないのはイエラペトラかな、ということでクレタ島北西のハニアから南東のイエラペトラへ行くことに。ちなみに島内最大都市イラクリオンで乗り換えが必要。

イラクリオンには2つバスターミナルがあり、両ターミナルはすこし離れている。これまではイラクリオンより西側の町との移動はターミナルB、東側の町との移動はターミナルAだった。でもラッキーなことに西側のハニア方面からのバスはターミナルAに組み込まれるようになったので、ハニアから到着もイエラペトラへの乗り換えもターミナルA内で済ませることができる。

まずは10:30発のハニアからイラクリオン行きのバスに乗る(13.80€)。3時間後にイラクリオンのターミナルAに到着。狙い通りちょうど15分後の13:45発のイエラペトラ行バスへスムーズに乗り換え成功(11€)。Google Mapを参考に1時間半くらいか思ってたらAgios Nikokaos等に立ち寄るからか到着まで3時間かかった。宿には結局17:00前にチェックイン。

宿はシーフロントでベランダから海が見える。少し周りを歩いてみた感じただの町だな。。。。 ハニアのold townのように歴史的な建物があるわけでもない。ハニアで言うところのnew townみたいな感じ。まぁ海沿いはレストランやお土産屋が並んでるけどちょっと見た感じでは今のところわざわざ何時間もかけてくることもなかったかなぁって感じ。


イエラペトラ泊

 

14日目:イエラペトラでゆっくりする

イエラペトラでの一番(唯一?)のアトラクションは島よりすこし南にある小島Chrysiへのクルーズツアーらしい。至る所にチケット売り場の看板がある。でも何か興味が沸かず行くことはなかった。この日はイエラペトラでゆっくりすることに。

町歩きといっても特に見どころがあるわけではない。とりあえず考古学博物館にはいってみる(3€)。小さいのですぐに見終わるけど、Larnax(テラコッタ製の棺)は状態がよいものが揃ってた。

あとは海岸沿いを中心に散歩したり、海の見える宿の部屋でゆっくり。

夜はどうしてもシーフードスパゲティが食べたくて宿の隣にあるシチリア料理レストランで食事。ギリシャに来てイタリア料理。でも全然おいしくなかった(泣)。

 

15日目:旅の最後はイラクリオン

ギリシャ出国はイラクリオン空港からなので、この日は前泊のためにイラクリオンへ移動。移動中、マリアからイラクリオンへ行く途中通過する町Limenas Chersonisouが賑やかで楽しそうだった。次またクレタ島来ることがあったらここに滞在してみよう。

3時間でイラクリオンに到着し、KTELから中心地まで少し歩いて13:00過ぎ宿にチェックイン。イラクリオンは何度か来てるので特別目的もなく適当に町歩き。

お気に入りの考古学博物館にはもちろん再訪。なんと今日は入館料無料の日だった。ネットで調べたらどうやらEuropean Heritage Daysのためギリシャ中の博物館や遺跡が無料らしい。今回考古学博物館にもチケット代12€払う必要なくラッキー。ミノアやキクラデス美術でも人像がある関連なのか日本の土偶展やってたらしい。土偶は縄文後期(14,000–400 BC)らしいので時期的に少し重なってはいる。

もう何度も来てるのであまり時間はかけずにお気に入りのオブジェクトをメインに見て周った。

せっかく無料なので行く予定のなかったクノッソス宮殿にも行くことに。Google Mapによると博物館前のラウンドアバウトにあるバス停から20番のバスで行ける。20番はクノッソス宮殿行きなのでバスに行き先「Kinossos」と表示されてるのでわかりやすい。前回訪問時にバスチケットはブルーチケットを使うことは経験済み。よってバス停近くのチケット販売機にてブルーチケットを往復用に2枚購入(1.50€ x 2)。

20番バスは毎20分ほどで走ってるらしく、Google Mapに表示された時間通りにやってきた。17分ほどでクノッソス宮殿に到着。そして本日無料なのでこちらもチケット代18€払うことなく入ることができた。

3年前の訪問ではコロナ規制で50%くらいしか公開してなかった。今回はすべて公開されてることを期待してたけど、今回も未公開の箇所があって(今回はコロナというより修復のため?)「イルカのフレスコ」はまた見れなかった。

クノッソス宮殿遺跡を出たところには軽食店がある。歩き疲れたのでビタミン入り水分が欲しくて、軽食店が店舗前スタンド売ってるフレッシュジュースを購入。想像はしてたけど高い(6.50€)。いろんな種類があるけど「オレンジとザクロ」を選択。味は普通。

Google Mapに表示された時間通りにクノッソス宮殿前から20番バスへ乗車。せっかく無料日なので他の美術館・博物館も行ってみようかと思ってたけど、中心地に戻ったときにははすでに本日閉館済みだった。どうせ疲れてもいたので夕食をとって宿に戻ったら、荷造りして早めに寝た。

イラクリオン泊

 

16日目:ギリシャ出国

あっという間の2週間。午前中の便でクレタ島からギリシャ出国をする。クレタ島にはこれまで何度か来てるので空港行バス1番の乗り場は分かってる(考古学博物館前のラウンドアバウトでクノッソス宮殿行き20番の反対側)。そういえば昔と違ってバス停に屋根ができてて、派手にAirportと大きくサインがでて分かりやすくなってる。そしてバス停の横にタクシー乗り場もできてる(空港までは固定14€らしい)。

前回の経験から空港行はオレンジチケットとわかってるのでバス停にあるチケット発券機にてチケット購入(1.10€)。前回は空港行きバスがなかなか来ずにドキドキした。だからと言って今回も時間に余裕をもって行くつもりはない(笑)。どうせクレタ空港は割とギリギリ(離陸1時間前)でないとセキュリティチェックやゲート入りはできなかったりする。

今回は予定通りにバスがきて1時間前に空港に到着したときにはゲート情報もでてた。すぐにセキュリティチェックをして免税店を少し覗いたらボーディングの時間。そして離陸、出国。

ーー

 

今回の旅では行きの飛行機内でQuizletに作成してたギリシャ語フレーズ集を1セットだけやっておいた。旅によく使うフレーズを入れたもの。といっても飛行機内ではほぼ爆睡だったのでじっくり勉強できたわけじゃないけど。前回のギリシャ旅では咄嗟の一言がドイツ語になったりと、しばらくギリシャ語脳になるのに時間がかかった。でも今回はわりとスムーズに現地でギリシャ語に切り替えができた。今度からもこの方法使おう。

 

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