SueMera’s 勉強部屋

ドイツ語勉強中(たまにイタリア語、ギリシャ語、ロシア語、韓国語?)

旅行:スペイン・アンダルシア地方(2023年3月)

今回の旅は久々のスペイン(2015年のバルセロナ以来)。まだ行ったことなかったアンダルシア地方のグラナダ⇨コルドバ⇨セビーリャ⇨マラガをバスで周った。移動はAlsaというバス会社で、アプリでのチケット購入が大変便利だった。各地での市バス利用は運転手から直接現金でチケット購入(各1.30~1.40€)。 さすがにスペイン南部だけあって、3月だけど日中は30℃近くで暑かったー。

先月のポルトガル旅行は珍しく宿や訪問地を事前に決めてたら現地で柔軟に予定変更といかず、ストライキの影響を受けて行けなかった箇所があった。今回はいつも通り現地で色々決める形をとったら、前もって要予約を知らなくて行けなかった箇所が。。。

以下、自分の記録用

 

1日目:マラガ空港着からグラナダへ移動

マラガ空港に到着後、空港から直通のグラナダ行きのバスに乗る(12€)。2時間ほどでグラナダ到着。グラナダのバスターミナルを出たら目の前にあるバス停から中心地を通る33番バスが出発するところだったので乗車(1.40€)。10分後に大通りで下車して歩いてすぐの路地にある宿に無事チェックイン。

グラナダはイベリア半島最後のイスラム王朝グラナダ王国の首都だった所。よって今回訪れる他の街同様、ヨーロッパとアラブの融合が見られる街でもある。初訪問のグラナダは思ってたより都会だった。大通りや高い建物がある賑やかな地域もあれば、アルバイシンという古く情緒ある区もある。少し離れた場所も市バスが発達してるので簡単に行ける。

まずは歩いて中心地のカテドラル(大聖堂)と王室礼拝堂を見学(5€)。その後、とにかく街歩き。この日はずっと行き当たりばったりで見つけた教会や修道院、イスラム建築を見て周った。たくさん見過ぎて後で写真見てもどれがどれか分からない。

グラナダ泊

2日目:アルハンブラ宮殿は入れず

グラナダでの一番の見どころは、丘の上にあるイスラム美術・建築の傑作であるアルハンブラ宮殿といってもいい。丸一日時間がある2日目に行く予定だった。ところが前日ネットで調べてみると見学は要予約と知る。ネット予約サイトをチェックしたら3週間先まで予約は埋まっていてチケットが取れなかった。個人訪問もツアーも全く空きなし。当日券に望みをかけて朝8時過ぎに行ってみたけどすでに「チケット完売」とサインがでていた。こういうとき無計画での旅行は失敗する。

ということでアルハンブラ宮殿の中には入れなかったけど外壁を眺めながら丘を歩いて下ってみた。そのままグラナダ最古の町並みが見れるアルバイシン地区を周ってみる。ちなみにアルハンブラ宮殿や周辺は「Alhambraバス」(1.40€)が何ルートか走るのでバスも利用も可。

市内移動はGoogle Mapがとても役立った。大抵の箇所はGoogle Mapの情報が非常に正確で、次の目的地への移動にどのバスに乗って何所で下車すればいいのかすぐにわかる。アルバイシン地区を適当に歩いたあとはバスで中心地から少し外れたカルトゥハ修道院へ。

本当はグラナダからバスで1時間のところにある洞窟住居町グアディクスにも行くつもりがすっかり忘れて街歩きを続けてしまった。思い出したときには夕方で面倒になったので結局は行かず。もしグラナダ再訪の機会があればアルハンブラ宮殿とグアディクスに行かなきゃ。

グラナダ泊

 

3日目:グラナダからコルトバへ移動

Alsaバスで2時間ほど移動して昼過ぎコルトバへ到着(7.90€)。セビーリャ、マラガに続くアンダルシア第3の都市らしいけど、グラナダより全然小規模だった。でも今回の旅でグラナダが一番情緒豊か綺麗な町だった。

まずはバスターミナルから観光の中心地へ向かうバス3番に乗って(1.30€)、途中で下車して宿にチェックイン。ここから徒歩で見どころはほぼ見て周ることができる。まずは一番の見どころ世界遺産メスキータへ(13€)。イスラムのモスクだったが現在はキリスト教大聖堂。ぱっと見は見事にイスラム色だけど、キリスト教が見事に融合している。

メスキータの周辺はユダヤ人街で迷路のような路地をGPS片手に見て周った。通りの景色だけでも綺麗だし、所々でシナゴーグや教会に立ち寄って中を見学したり。

コルドバ泊

 

4日目:メディナ・アサアラ(イスラム時代の離宮都市)

前日にメスキータ付近のインフォメーションセンターにてメディナ・アサアラ行きの往復バスチケットを購入(10€)。指定された場所から観光バスに乗ってコルドバ郊外にあるイスラム時代の遺跡へ。

チケットを見て気づいてはいたけど、ただのバスチケットではなくスペイン語ツアーだった。スペイン語以外の参加者はいなかった。一応ガイドは英語を理解できるらしいけど気にかけてくれることもなく。でもこちらから質問することで「バスを降りたらまずは博物館内で紹介ビデオ鑑賞後、シャトルに乗って遺跡まで行く」「帰りのバスは13:00に博物館前の駐車場から出発」ということだけ聞き出して、あとは勝手に自分で見て周った(入場料1.50€)。

世界遺産メディナ・アサアラは10世紀イスラム最高指導者アブド・アッラフマーン3世が築いた離宮都市らしい。小さくはなくいけど特別広範囲な遺跡ではなく、時間までゆっくり十分見て周ることができた。

コルトバへ戻ってきたら町歩きの続き。メスキータの近くにあるアルカサル(イスラムの王城)、ローマ橋とカラオーラの塔、ローマ神殿跡、コルトバ美術館、再びユダヤ人街など。

コルトバ泊

 

5日目:セビーリャへ移動

Alsaのバス2時間でセビーリャへ移動(3€)。バスターミナルから宿へは歩いて7分。朝チャットで届いたコードを入力して宿へセルフチェックイン。宿から中心地は歩いて15分ほど。セビーリャは想像と違って街だった。

とりあえず中心地のカテドラルを見学(12€)。入った瞬間「おっ!」となるくらい迫力のある建築美術だった。同チケットで塔にも登れるらしいけど疲れそうなので止めといた。内部は人がたくさんで日本人ツアーグループもいた。

その後も周辺の見どころを歩いて周る。基本大通りや高い建物のある街なんだけど、迷路のような路地もあって歩くだけ楽しい。

路地を歩いてるときに見つけた救済病院なる見どころにも立ち寄る(12€)。予備知識なしで入ったけど、17世紀のセビーリャの貴族(後のドンファンのモデル)が貧しい人のために建てた病院らしい。付属の教会は美しく見ごたえがあった。

セビーリャ泊

 

6日目:予約しといたアルカサル見学、郊外のイタリカ見学

初日のグラナダ・アルハンブラ宮殿での失敗の際、今後の旅先で予約が要りそうなところを調べた結果、セビーリャのアルカサルをグラナダからオンライン予約しておいた。アルハンブラ宮殿のように何週間も前に予約しないと行けないわけではないけど、ネット情報では当日のチケット販売の列が長いので予約がお勧めらしい。実際予約しておいて大正解。アルカサルに到着したら確かに長蛇の列。事前予約のお陰で列に並ぶ必要がなかった。

セビーリャの世界遺産アルカサルはイスラムの王宮で、9~11世紀に使われていたイスラム宮殿の跡にキリスト教徒の王たちが改装したものらしい。2日目グラナダで行けなかったアルハンブラ宮殿と似ているらしい。

アルカサル見学後は街歩きしながら20分ほどでスペイン広場へ。これといってすることもなく適当に歩いて見て周った。

その後は30分ほど歩いて宿に戻って一休み。それからバスターミナルへ向かい、プラットホーム41から発車するM170番バスに乗車(1.65€)。30分ほど乗って近郊のローマ遺跡イタリカへ。バスは30分毎に走っており乗車も下車も終点なので迷うことなし。

イタリカは紀元前3世紀末に築かれたローマ帝国の植民都市。到着してチケット購入したときにはすでにクローズの1時間半前(1.50€)。急いでまずは入ってすぐ右手にある一番の見どころ円形競技場。変に復元してなくて見ごたえあって良かった。

次に遺跡の奥へ進むとかつての町の跡。悲しいことにクローズ前なので駆け足で見て周る。しかも30分前には係員にせかさせて折り返して出口方向へ。出口への移動の際もさっきとは別の道順を通ってできるだけ遺跡を見ながら歩いた。

この遺跡でも公衆トイレめっけ!

セビーリャ泊

 

7日目:マラガへ移動

Alsaのバス2時間半でマラガへ移動(12€)。マラガはセビーリャ以上に大きな街だった。バスターミナルは駅のすぐ隣にあり、駅はモールやフードコートに隣接。宿はバスターミナルはから歩いて5分。チェックインしたあとは、いつものようにまず街歩き。見どころの中心地はバスターミナル付近のバス停からバス移動が便利(1.40€)。

まずはカテドラル(大聖堂)。こちらはセビーリャのカテドラルほど「おっ!」となるほどではなかったけど十分綺麗だった。所々光が入って黄金色に反射して写真が映える。

マラガはピカソの出身地でもあり、生家の他にピカソ美術館もある。生家には行かなかったけど美術館はいってみた。あまり知られていない作品が沢山あった。あとは適当に街歩き。

マラガ泊

 

8日目:ネルハと白い村フリヒリアナ

旅行も最後の日。アンダルシア地方は「白い村」が有名だけど、まだどこのにも行ってないことに気づいて、マラガから1時間半かけてフリヒリアナへ行ってみた。行き方がはっきりせず、とりあえずマラガのバスターミナルからAlsaのバスで行ける近い町ネルハへ移動(4.75€)。ネルハのバスターミナルで情報収集を狙ってたけど、この町のターミナルは建物ではなく、ネルハで一番の大通り(といっても広くない)の両側にバスが止まるだけ。

Google Mapで見た感じだと、マラガから来て降りたバスより少しマラガ方面に戻ってから丘を登ると白い村フリヒリアナがあるよう。なので降りたバスの反対側のバス停に行ってみる。しかしバス停にはどこの目的地も表記されていない。

付近をウロウロしてたらAlsaのインフォメーション小屋があって、そこに別会社が運行しているフリヒリアナとの往復バスの時間表が張り出されていた。やはりネルハからバスでいけるようだ。それ以外なんの情報も得られなかったけど、その辺で待ってればいいだろうと踏んでそのまま20分ほど待つと、無事にフリヒリアナ行きのバスに乗ることができた(1.20€)。

ネルハは海に近い土地で、ここから12:10発のバスで10分少し内陸へ上るとフリヒリアナ到着。フリヒリアナは「白い村」といっても想像より広くて小さな町って感じ。観光地化してとても賑やかだった。帰りは14:00発なのでゆっくり見て周った。

ネルハに戻ったらマラガ行きのAlsaバスが15:40発でまだ時間あったので、海側へ歩いてみた。バスターミナルのある箇所はただの町って感じだったけど、ビーチのある海側は賑やかで景色もすごく良かった。

マラガ泊

 

9日目:スペイン出国

昼前にマラガの駅からCercanías(セルカニアス)という近距離専用電車C1線15分でマラガ国際空港へ。チケット発券機ではどうもICカード式チケットにチャージする形しかないようで、ICカードを持ってなかった自分はすぐ近くの窓口で一回分チケット購入(1.80€)。前もってGoogle Mapで知ってたからよかったけど電車の行き先は最終地点のFuengirolaとしか表記されていない。見た感じプラットホームでもFuengirolaとしか表示されてなかったけど、「空港経由」くらいは表示すべきでは。周りのスーツケース持ってる人たちに「これ空港行くよね」って何度か聞かれた。

今回のスペイン旅行、英語が普通に通じた。前回のポルトガルは英語話さない人が結構いたので同じ感じかなと思ってたけので少し意外だった。まぁ観光に従事する人ばかりだったからかも。あとマラガ以外は物価も安い印象。そして食事がどこ行っても美味しい! 

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