2017年1月、異常気象で例年より寒いシチリア島をバスで周った。あまり時間がなかったので、行ったことあるタオルミーナとエトナ山はスキップ。
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1日目:カターニア空港着
午後の便でカターニア着。空港からのバスで1時間半かけてシラクーサへ移動(6.20€)。大学時代、Thucydides著『ペロポネソス戦争史』を原文で読むクラスを取っていた。期末のリサーチペーパーでは、将軍ニキアスの「シラクサの戦い」の箇所をテーマにしたこともあり、シラクーサには一度行ってみたかった。
シラクーサ泊
B&B Tarì (歴史好きオーナーとニキアス談で盛り上がる)
2日目:シラクーサ街歩き
シラクーサは徒歩でも周れて見所も多い。考古学博物館はもちろんだが、有名なのはネアポリス考古学公園、そしてその中にある「ディオニュソスの耳」と呼ばれる洞窟。奥まで進むと本当に真っ暗で何も見えない。
旧市街地はオルティージャ島にあり、短い橋で繋がっているので小さな半島のようになっている。もちろん歩いて周れる。
シラクーサ泊
B&B Tarì
3日目:バスでパレルモへ移動
駅前のバス停からカターニア経由パレルモ行きのバスに乗車(11€)。3時間半ほどでパレルモ着。さすがにパレルモは大きい。
宿にチェックイン後、早速街歩きに繰り出そうとしたら問題発生。今回初めてPaypalで宿代を払ったが、「支払い済み」証明がメールで届いたにも関わらず、宿側は受け取ってないという。そのため、レセプションの人と一緒にBooking.comに電話して調査してもらった。1時間ほどかかって判明したことは、Paypalで払ったお金はbooking.comに行くので、宿側が自分のbooking.comアカウントからお金を引き取りにいかなくていけないらしい。Paypal支払いサービスが始まったばかりだったので、Booking.com側でも宿側でも色々と混乱があったようだ(実際、その後の滞在地でも同じことがあり、私から手順を説明する必要があった)。
その後、やっと街歩きを始めたら異常気象で激しい雹が降る。そうでなくても雨が続くので、基本、博物館など室内で過ごした。
パレルモ泊
B&B Carella (部屋も綺麗でレセプションも親切)
4日目:パレルモ街歩き
今日も街歩き。至る所に教会がありその都度立ち止まってしまう。ただし今回のパレルモ滞在のメインはノルマン王宮・パラティーナ礼拝堂(モザイク)とカプチン派のカタコンベ。とくにカタコンベは子供の時にTVで見たときから行きたかった。世界一美しいミイラ「少女ロザリアのミイラ」が有名。少女のミイラを収めたケースは少し離れたところから見るようになっていて、撮影も禁止だった。
パレルモ泊
B&B Carella
5日目:パレルモからアグリジェントへ移動
パレルモ駅からバスでアグリジェントへ。今年は例年にない寒冬らしく、2時間のバス移動中、高地では雪景色も。
アグリジェントは今回の滞在地で一番気に入った。宿も小綺麗なところで、食事付きで予約してないのに、共同のキッチンには食べ物が沢山あり(冷蔵庫の中にも色々入ってる)勝手に食べていいことになっていた。宿のオーナーもすごく親切で、帰りはバスターミナルまで車で送ってくれた。その日は町歩きで過ごした。観光地らしく見て周れる店が沢山ある。
アグリジェント泊
Le Maioliche(プライベートはあまりないが、気にならなければお勧め宿)
6日目:「神殿の谷」をじっくり見学
アグリジェントの目的はもちろん「神殿の谷」。付近に考古学博物館やヘレニズム期・ローマ時代の地区もあり広範囲に見所が沢山。徒歩とバス移動で見て周る。
アグリジェント泊
Le Maioliche
7日目:カターニアへ移動
最終地のカターニアへバス移動。カターニアは大きな街だがトランジットステイなので1泊のみ。時間が許す限りは街歩きしてみた。
カターニア泊
B&B Fontanarossa Airport(オーナーが車で空港まで送ってくれた)
8日目:帰国
朝早い飛行機のため、空港付近のB&Bに泊まったが空港とB&B間は車道しかなく、歩くには適さなかった。そのためかチェックアウト後、オーナーがわざわざ空港まで車で送ってくれた。
ナポリもそうだったが南イタリアはとにかく人が温かい。シチリアは見所も多いが、人が凄く親切でフレンドリーのためすごく気に入った。余り時間がなかったので行けなかったところがまだ結構ある。なので必ず再訪したい。