SueMera’s 勉強部屋

ドイツ語勉強中(たまにイタリア語、ギリシャ語、ロシア語、韓国語?)

ドイツ語 (Udemy):Modalpartikel - part 1

文のニュアンスを変えるModalpartikelは、物事をストレートに伝える英語にはあまりないですが、日本語に慣れた日本人にとってはこの独特の感覚は理解しやすいと思います。

今回は次の単語をModalpartikelとして使用した場合です。

Vielleicht (maybe), ruhig (silent), schon (already), voll (full), wohl (well), doch (but), mal (times).

 

vielleicht (元々の意味:maybe) -- 「イラつき」や「驚き」のニュアンス

文にvielleichtを加えることで話し手がイラついてるか驚いてることが分かります。

Das is vielleicht eine unfreundliche verkauferin! は、vilelleichtを直訳すると「多分、愛想のない店員だ」になりますが、ここでのvielleichtは「愛想のない店員だな(イラッ)😤」となります。

Es war vielleicht ein schwieriger Test! でのvilleichtも「多分、難しいテストだった」ではなく「なんつー難しいテストだったんだ😱」みたいな驚きを表現します。

 

ruhig (元々の意味:silent) -- 「大丈夫」「問題ない」のニュアンス

文にruhigを加えることで、「大丈夫だよ」「安心してどうぞ」というニュアンスが入ります。

Schreib mir ruhig, wenn du frangen hast. は、ruhigを直訳すると「質問があるときは静かに書いてください(write meはつまり「連絡ください」)」ですが、ここでのruhigは「質問があれば連絡くれていいよ😉」という「連絡くれても大丈夫だよ」という感じに。

Komm ruhig herは、「静かに来い」ではなく、来ても問題ないよという意味で「来ていいよ😉」です。

Nimm dir ruhig ein paar Suessigkeitenも、「静かにお菓子取りなよ」ではなく「お菓子取ってもいいよ😉」と「問題ないよ」のニュアンス。

 

schon (元々の意味:already) -- 「落ち着かせる」のニュアンス、「あきらめ」のニュアンス

schonがいろんなニュアンスで使いますが、まずはこの2種類。

Du wirst das schon schaffenは、schonを直訳すると「(君は)すでに上手くいくよ」と未来形なのに「すでに」と過去表現の副詞が入るという矛盾した文になりますが、ここでのschonは「(君は)上手くいくからね💪」と相手を落ち着かせようとする感じになります。

Was hat er dort schon gelernt?は、schonを直訳すると「彼はそこですでに何を学んだ?」ですが、ここでのschonは「彼はそこで何を学んだんだよ😓」で、つまり「何も学んでないじゃないか」というあきらめのニュアンスです。

 

voll (元々の意味:full) -- 「マジで」「めっちゃ」という若者言葉

これは新聞や書式では使わないし、若者の話し言葉なので40才以上の人はまず使わないそうです。

das is voll geil!は、直訳では「完全に素晴らしい」ですが、ここでは「マジすげー🤯」みたいな感じになります。

 

wohl (元々の意味:well) -- 「たぶん」というニュアンス

wohlは分の最後につけると元々の意味になります。Sie fühlt sich nicht wohlは、wohlが元々の意味になるので「彼女は気分がよくない」。

wohlが文中で動詞の後や否定語の前にくると「たぶん」「きっと」という意味になります。

Er hat es wohl nicht verstandenは、wohlが文中にあるので「彼、よく理解してないよね」ではなく「彼、たぶん理解してないよね😕」になります。

Sie fühlt sich wohl nicht gutも、既出のSie fühlt sich nicht wohl「彼女は気分がよくない」と違い、「彼女はきっと気分がよくない😕」になります。

 

doch (元々の意味:but, etc.) -- 「アドバイス」のニュアンス、「非難」のニュアンス、「やさしい命令」のニュアンス

Zieh dir doch einen Pullover an, wenn dir kalt ist.は、dochなしでは「寒かったらプルオーバー着なさい」という命令文ですが、dochが付くとアドバイスのニュアンスになります。「寒かったらプルオーバー着るといいよ😉」みたいな感じかな。

Er hat doch wieder gelogen!は、dochなしなら「彼はまた嘘ついた」とただの事実ですが、dochが付くと非難のニュアンスになるので「彼、また嘘つきやがった!😫」な感じ。

Komm doch rein!は、dochなしでは「入りなさい」というただの命令系ですが、dochが付くと「入りなよ🤗」とフレンドリーな命令になります。Ruf doch den Krankenwagen! はdochなしでは「救急車を呼べ」となりますが、dochが入るとそんなに緊急性はない感じで「(念のため)救急車呼んどきなよ🙂」と優しめの命令に。これは1つめのアドバイスにも通じる感じですね。

 

mal (元々の意味:times) -- 優しい命令やリクエスト

twei Mal (2回)のようにmalは回数を示す単語ですが、Modalpartikelでは命令やリクエストを優しめの口調で言うときに使います(上記のdochでもありました)。

Komm mal hierは、malがないと「こっちへ来なさい」というただの命令形ですが、malが入ると「こっちへ来てごらん😊」と優しい感じになります。

Hör mal auf dich zu beschwerenは、malがないと「文句を言うのやめろ」ですが、malが入ると優しくなるので「文句言うのやめときなよ😛」って感じかな。

 

 

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